象印 炎舞炊き NX-AA10 口コミ分析|1440W大火力の評判と購入前に知るべき5つのポイント

「炊飯器に10万円って、正直高すぎない?」「型落ちモデルとの違いがよくわからない」「高級炊飯器って本当にそこまで味が変わるの?」

こういった疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。炊飯器は毎日使う家電だからこそ、失敗したくないですよね。

そこで今回は、2025年6月に発売された象印の最上位モデル「炎舞炊き NX-AA10」について、メーカー情報や利用者の口コミをもとに詳しく分析していきます。象印史上最高の1440W大火力を実現したこのモデルが、どのような方に向いているのか、また気をつけるべきポイントは何かを客観的にお伝えします。

目次

この炊飯器が注目される理由

象印 炎舞炊き NX-AA10は、炎舞炊きシリーズの最高峰モデルとして2025年6月21日に発売されました。象印は国内炊飯器シェア約46%を誇るトップメーカーであり、その技術の集大成ともいえる製品です。

注目を集めている理由は、なんといっても象印史上最高の1440W大火力。従来モデルの1240Wから大幅にパワーアップし、かまどで炊いたようなふっくら感と甘みを追求しています。また、内ぶたが食洗機対応になった点も、毎日使う炊飯器としては見逃せないポイントです。

雑誌「家電批評」の高級炊飯器ランキングではベスト3に選出されており、楽天での評価は4.81/5点、価格.comでは4.32/5点と高い評価を得ています。

基本スペック

項目仕様
型番NX-AA10(5.5合炊き)/ NX-AA18(1升炊き)
発売日2025年6月21日
価格オープン価格(実売 約9.8万〜16.6万円)
カラーブラック(-BZ)/ ホワイト(-WZ)
消費電力1440W
年間消費電力81.3kWh
本体サイズ幅27.5×奥行35×高さ24cm
重量本体約8.0kg / 内釜約1.1kg
炊飯容量0.5〜5.5合(NX-AA10)
保証メーカー2年保証(公式登録時)

本体以外には、立つしゃもじ、計量カップ、取扱説明書が付属しています。しゃもじと計量カップはバイオマスプラスチック製で、環境にも配慮された設計となっています。

注目したい機能

3DローテーションIH×1440W大火力

象印独自の「3DローテーションIH構造」は、底面に配置された6つのIHヒーターを独立制御する技術です。対面する2つのヒーターが交互に加熱することで、縦と横の激しい対流を生み出し、お米を縦横無尽に舞い上げます。

メーカー情報によると、IHヒーターの厚さを一から見直し、コンパクトにしながらも1440Wという象印史上最高の大火力を実現したとのこと。この大火力と激しい対流により、一粒一粒に熱が行き渡り、ふっくらとした炊き上がりになるとされています。

鉄―くろがね仕込み―豪炎かまど釜

内釜には「豪炎かまど釜」を採用しています。IHと相性が良く発熱効率と蓄熱性が高い「鉄」素材を、熱伝導率の高い「アルミ」と耐久性に優れた「ステンレス」で挟み込んだ構造です。

釜のふち部分は特に厚く設計されており、熱が外に逃げるのを抑えて効率よくお米に熱を伝えます。内釜のフッ素加工は5年間無償交換の保証付きです。

わが家炊きメニュー(121通り)

前回炊いたご飯の感想を入力するだけで、次回の炊き上がりを自動調整してくれる「わが家炊き」機能を搭載。かたさと粘りの組み合わせで121通りの炊き分けが可能です。

さらに新機能として「お好みごはん診断」が追加されました。3問のアンケートに答えるだけで、好みの食感に近づける設定を提案してくれます。家族それぞれの好みに合わせた炊き分けができるのは、高級炊飯器ならではの機能といえます。

炊き分けセレクトメニュー(15通り)

かたさ3段階×粘り5段階の組み合わせで、15通りの食感を選べます。料理やその日の気分に合わせて「しゃっきり」から「もちもち」まで自在に調整可能。カレーにはしゃっきり、おにぎりにはもちもちなど、用途に応じた使い分けができます。

40時間極め保温

保温機能は最大40時間まで対応。底と側面のセンサーが温度を検知し、ご飯のパサつきを抑えながら保温します。朝炊いたご飯を翌日の昼まで美味しく保てるのは、忙しい方にとって嬉しいポイントです。

「あったか再加熱」機能も搭載されており、食べる直前にアツアツに温め直すことも可能です。

冷凍ごはんメニュー

1.3気圧の高圧力で炊き上げることで、冷凍・解凍後もパサつきにくいご飯が炊けるメニューです。週末にまとめて炊いて冷凍保存する方や、お弁当用にご飯を冷凍する方に向いています。

内ぶた食洗機対応

毎日洗う必要があるのは内釜と内ぶたの2点だけ。そのうち内ぶたは食洗機で洗えるようになりました。これは競合のタイガーやパナソニックの最上位モデルにはない特徴です。トップパネルも凹凸が少ない設計で、拭くだけで簡単にお手入れできます。

その他の便利機能

0.5合からの少量炊きに対応しているため、一人暮らしの方でも無駄なく使えます。蒸気セーブメニュー(蒸気80%カット)を使えば、棚の中や狭いキッチンでも設置しやすくなります。エコ炊飯メニューでは、電気代を抑えながら炊飯することも可能です。

カラータッチ液晶には「ヘルプ機能」と「アドバイス機能」が搭載されており、操作に迷ったときも画面でガイドしてくれます。内釜で直接洗米もできるので、ボウルを用意する手間も省けます。

利用者から評価されているポイント

味・食感への高評価

楽天のレビュー(評価4.81/5点、21件)では、味や食感に関する高評価が多く見られます。「お米の甘みが増して驚くほど美味しい」「普段のお米が高級米のように炊き上がる」「一粒一粒がふっくらしていてモチモチ感がすごい」といった声が寄せられています。

特に「米が立っている」という表現が複数のレビューで見られ、大火力による炊き上がりの良さを評価する声が目立ちます。

保温・冷凍ごはんの品質

「翌日もベタッとしない」「40時間保温でも美味しい」という保温機能への評価も高いです。また、「冷凍しても美味しさが保たれることに感動した」という冷凍ごはんメニューへの評価もあります。

お手入れのしやすさ

「洗うパーツが少なくなって楽になった」「内釜が軽くなった」というお手入れ面での評価も見られます。特に内ぶたの食洗機対応は、従来モデルからの買い替えユーザーから歓迎されているようです。

炊き分け機能の便利さ

「わが家炊きで自分好みの硬さが選べるのが嬉しい」という声があり、121通りのカスタマイズ性が評価されています。

購入前に知っておきたい注意点

価格は高め

実売価格は約9.8万〜16.6万円と、炊飯器としてはかなり高価格帯です。「高くて購入を迷った」という声はレビューでも見られます。

ただし、10年使用すると仮定した場合、1日あたり約27〜45円程度の計算になります。毎日使う家電として考えれば、コストパフォーマンスの判断は人それぞれかもしれません。

本体が重い

本体重量は約8.0kg、内釜は約1.1kgあります。「女性には持ち運びが大変」という声もあるため、設置場所を決めてあまり動かさない使い方が向いています。購入前に設置場所のスペースと、そこまでの搬入経路を確認しておくことをおすすめします。

内ぶたのパッキンについて

一部のレビューで「内ぶたのパッキンが破損しやすい」という報告があります。パッキンは消耗品のため、長期間使用する場合は交換が必要になることがあります。象印の公式サイトやサポート窓口で交換パーツを入手できます。

特急炊きでのおこげ

「特急炊きでは薄っすらおこげがつくことがある」という声もあります。大火力ゆえの特性ともいえますが、おこげが気になる方は通常の炊飯モードを使用するのがよさそうです。

旧モデルにあった機能の一部非搭載

旧モデルNW-FC10に搭載されていた「プラチナコート」「圧力チューナー」「抗菌加工」は、NX-AA10では非搭載となっています。これらの機能を重視する方は、型落ちモデルも選択肢として検討する価値があります。

他の高級炊飯器との比較

主要競合モデルとの違い

製品メーカー実売価格特徴食感傾向
NX-AA10象印約9.8〜16.6万円1440W大火力・121通り炊き分けもっちり・甘み 詳細
JRX-S100タイガー約7.3万円〜土鍋釜・約300度高温・泡炊きふっくら・ツヤツヤ 詳細
SR-X910Dパナソニック約10万円〜Wおどり炊き・73銘柄対応しゃっきり・粒感 詳細
NJ-BW10H三菱約11万円〜本炭釜・遠赤効果みずみずしい 詳細

「家電批評」などの比較テストによると、象印の炎舞炊きは「もっちり・甘み」のある炊き上がりが特徴とされています。一方、タイガーの土鍋ご泡火炊きは「ふっくら・ツヤツヤ」、パナソニックは「しゃっきり・粒感」が特徴。好みの食感によって選び方が変わります。

旧モデル NW-FC10との比較

項目NX-AA10(新型)NW-FC10(型落ち)
火力1440W1240W
実売価格約9.8〜16.6万円約9万円〜
内釜コートなしプラチナコート有
圧力チューナーなしあり
内ぶた食洗機対応非対応
操作画面カラータッチ液晶バックライト液晶
抗菌加工なしあり
Amazon Amazon

新型と型落ちの価格差は状況によって異なりますが、新型の優位点は「大火力」「内ぶた食洗機対応」「カラータッチ液晶」、型落ちの優位点は「価格」「プラチナコート」「圧力チューナー」となります。

火力とお手入れのしやすさを重視するなら新型、価格とプラチナコートを重視するなら型落ちという選び方ができます。

よくある質問

何合から炊けますか?

NX-AA10は0.5合から5.5合まで炊飯可能です。少量炊きにも対応しているため、一人暮らしの方でも使いやすい設計になっています。

保証期間は?

象印オーナーサービスに登録すると、メーカー2年保証が受けられます。また、内釜のフッ素加工は5年間無償交換の保証付きです。

調理機能(ケーキ・パン・低温調理など)はありますか?

NX-AA10は炊飯に特化したモデルのため、ケーキやパン、低温調理などの調理機能は搭載されていません。炊飯以外の調理機能を求める方は、別のモデルを検討されることをおすすめします。

お手入れはどのくらい必要ですか?

毎回洗う必要があるのは内釜と内ぶたの2点だけです。内ぶたは食洗機対応、トップパネルは凹凸が少なく拭きやすい設計になっています。

その他の詳細については、象印公式サイトでご確認ください。

購入方法

象印 炎舞炊き NX-AA10は、象印公式オンラインストア「Zojirushi Direct」のほか、Amazon、楽天市場、家電量販店などで購入できます。

公式オンラインストアでは、購入と同時にオーナーサービスへの登録ができ、2年保証を受けられます。また、購入前に炎舞炊きを試せる「象印レンタルサービス」も用意されています。気になる方はレンタルで試してから購入を検討するのも一つの方法です。

象印 炎舞炊き NX-AA10をAmazonで見る

まとめ

象印 炎舞炊き NX-AA10は、象印史上最高の1440W大火力と6つの底IHヒーターによる3DローテーションIH構造で、かまどで炊いたようなふっくら甘みのあるご飯を追求した最上位モデルです。121通りの「わが家炊き」で家族それぞれの好みに合わせた炊き分けができ、内ぶたの食洗機対応で毎日のお手入れも楽になりました。

楽天評価4.81/5点、価格.com評価4.32/5点と利用者からの評価も高く、「お米の甘みが増した」「一粒一粒がふっくら」「冷凍しても美味しい」といった声が寄せられています。

一方で、実売価格約10万円〜と高価格帯であること、本体重量約8kgと重いこと、旧モデルにあったプラチナコートや圧力チューナーが非搭載である点は購入前に把握しておきたいポイントです。

毎日の食卓で美味しいご飯を楽しみたい方、家族の好みに合わせて炊き分けたい方、お手入れの手間を減らしたい方に向いています。逆に、調理機能も欲しい方、価格を抑えたい方、軽量なモデルを求める方には他の選択肢も検討されることをおすすめします。

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