カナル型イヤホンを長時間つけていて、耳の蒸れや圧迫感がつらいと感じたことはないでしょうか。テレワークのオンライン会議が続くと耳が痛くなるし、ジョギング中は周囲の音が聞こえなくて不安になりますよね。
そんな「ながら聴き」のニーズに応えて登場したのが、ビクターのイヤーカフ型ワイヤレスイヤホン「HA-NP1T」です。「nearphones(ニアフォン)」という新しいカテゴリを掲げ、耳をふさがずにアクセサリー感覚で音楽を楽しめるイヤホンとして、高い評価を集めています。
VGP 2026金賞とGOOD DESIGN AWARD 2025をダブル受賞した「音アクセ」は、果たしてどんなユーザーに合うのか。公式情報とユーザーの評判をもとに、特徴からデメリットまで詳しく解説します。
ビクター”音アクセ”が注目される理由

HA-NP1Tを手がけるVictorは、90年以上の歴史を持つ日本の音響ブランドです。「音楽が聴けるアクセサリー」を意味する”音アクセ”というコンセプトのもと、耳をふさがない新しいリスニングスタイルを提案しています。
注目すべきは、VGP 2026でBluetoothオープンイヤー型イヤホン(イヤーカフ方式・1.5万円以上2万円未満)部門の金賞を受賞している点です。さらにGOOD DESIGN AWARD 2025も獲得しており、音質とデザインの両面で専門家から高い評価を受けています。
全8色という豊富なカラーバリエーションも特徴で、深みのある「ティールブルー」「マルーン」からクールな「コールブラック」まで、ファッションに合わせた色選びができます。限定カラーとして「エターナルブルー」「ソルティオリーブ」「サンドピーチ」の3色も展開されています。
基本スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| タイプ | イヤーカフ型(オープンイヤー) |
| ドライバー | 10mm ダイナミック(高磁力ネオジムマグネット) |
| Bluetooth | Ver.5.3 / Power Class 1 |
| 対応コーデック | SBC / AAC |
| 再生時間 | 本体 最大8時間 / ケース込み 最大24時間 |
| クイック充電 | 10分で最大60分再生 |
| 重量 | 片耳 約4.9g / ケース 約30g |
| 防水 | IPX4(イヤホン本体のみ) |
| マルチポイント | 対応(2台同時接続) |
| 低遅延モード | 搭載 |
| マイク | 搭載(ミュート機能付き) |
| サウンドモード | NORMAL / HIGH / BASS |
| 専用アプリ | Victor Headphones(iOS / Android) |
| カラー | 全8色(基本5色+限定3色) |
片耳約4.9gという軽さは、イヤーカフ型の中でもトップクラスです。ケースも約30gと非常にコンパクトで、ポケットに入れても気にならないサイズ感に仕上がっています。
注目したい3つの機能
フレキシブルアジャスト機構

HA-NP1Tの装着にはビクター独自の「フレキシブルアジャスト」機構が採用されています。スピーカー部の根元が可動する構造で、耳の形に合わせて自然にフィットするのが特徴です。
イヤーカフのように耳に挟むだけで装着できるため、片手でサッと着脱できます。メガネやマスクとも干渉しにくく、長時間着けていても耳への負担が少ない設計です。
マルチポイント接続

2台のデバイスに同時接続できるマルチポイントに対応しています。たとえばスマホで音楽を聴きながら、PCからのオンライン会議の着信をそのまま受けることができます。
在宅ワークでは、BGMを流しつつ急な通話にもシームレスに切り替えられるので、デバイス間でイヤホンをペアリングし直す手間がなくなります。
3つのサウンドモードと低遅延モード


専用アプリ「Victor Headphones」から、NORMAL・HIGH・BASSの3種類のサウンドモードを切り替えられます。通常のリスニングにはNORMAL、屋外など周囲が騒がしい場面ではHIGHモードにすると中高音が際立ち、聴き取りやすくなります。
さらに低遅延モードを搭載しているため、動画視聴やゲームプレイ時の音ズレが気になる場面でも活用できます。
ユーザーから評価されているポイント
着けていることを忘れる装着感
HA-NP1Tに対するユーザー評価で最も高く支持されているのが装着感です。片耳4.9gという軽さは、着けていることを忘れてしまうレベルとの声が多数報告されています。カナル型のような耳穴への圧迫感がなく、一日中着けていても疲れにくいのが大きな魅力です。
ランニングなどの運動中にも外れにくいという評価が多い一方で、軽すぎるために落としても気づかないケースもあるようです。
アクセサリーとしてのデザイン性
デザインに関しては圧倒的にポジティブな評価が集まっています。丸みを帯びたフォルムにビクターの犬のロゴマークがあしらわれ、「かわいい」「おしゃれ」という反応が目立ちます。
骨伝導イヤホンのスポーティな見た目に抵抗があった層からも、アクセサリー感覚で使えるデザインとして支持されています。
周囲の音が聞こえる安心感
オープンイヤー型のメリットである「周囲の音が聞こえる」点も高く評価されています。家事中に家族の呼びかけに気づける、自転車通勤時に周囲の音を遮断しないといった使い方が報告されています。
なお、自転車走行時のイヤホン使用については地域の公安委員会規則に従う必要がある点は、公式サイトでも注意喚起されています。
購入前に知っておきたいポイント
低音域は控えめ
オープンイヤー型の構造上、カナル型や密閉型のイヤホンと比べると低音の迫力は控えめです。BASSモードに切り替えることで多少改善されますが、重低音を重視する音楽ジャンル(EDM、ヒップホップなど)をメインで聴く場合は物足りなさを感じる可能性があります。
一方で、中高音域のクリアさには定評があり、ボーカルやポッドキャスト、ラジオの聴き取りやすさでは高い評価を得ています。
イコライザー調整は非対応
専用アプリでは3つのプリセット(NORMAL/HIGH/BASS)の切り替えのみで、細かいイコライザー調整には対応していません。音質を自分好みに細かくチューニングしたい場合は、スマートフォン側のシステムEQを活用する方法があります。
騒がしい環境では音量不足を感じることも
電車内や交通量の多い道路沿いなど、周囲の音が大きい環境では、音量を最大付近まで上げても聴き取りにくいとの報告があります。静かなオフィスや自宅では十分な音量が得られますが、屋外での使用がメインの場合はHIGHモードの活用が推奨されます。
一部で充電トラブルの報告
長期使用後に片耳だけ充電できなくなるという報告が一部のユーザーから上がっています。HA-NP1Tには1年間のメーカー保証が付いており、JVCKENWOOD STOREでは2週間のお試し期間と返品にも対応しています。初めてオープンイヤー型を試す場合は、この返品制度を活用するのもひとつの方法です。
同価格帯のオープンイヤー型イヤホンとの比較
| 項目 | Victor HA-NP1T | HUAWEI FreeClip | Shokz OpenFit Air | ambie AM-TW01 |
|---|---|---|---|---|
| 価格帯 | 約18,000円 | 約27,000円 | 約18,000円 | 約12,000円 |
| 重量(片耳) | 約4.9g | 約5.6g | 約8.7g | 約4.2g |
| 再生時間 | 最大8h(計24h) | 最大8h(計36h) | 最大6h(計28h) | 最大6h(計18h) |
| マルチポイント | 対応 | 対応 | 対応 | 非対応 |
| 防水 | IPX4 | IP54 | IP54 | IPX5 |
| カラー数 | 8色 | 4色 | 3色 | 6色 |
| 低遅延モード | あり | なし | あり | なし |
HUAWEI FreeClipは音量・低音ともにHA-NP1Tより強めですが、価格は約9,000円ほど高くなります。音漏れの少なさとカラーバリエーションの豊富さ、そして価格面ではHA-NP1Tに優位性があります。
Shokz OpenFit Airは同価格帯の競合ですが、片耳8.7gとHA-NP1Tより重く、スポーツ寄りのデザインが特徴です。ファッション性を重視するならHA-NP1T、運動時の安定性を重視するならShokzという棲み分けになります。
ambieはイヤーカフ型の元祖で価格は最も手頃ですが、マルチポイント非対応でバッテリー持続時間も短めです。機能面の充実度ではHA-NP1Tが上回ります。
よくある質問
音漏れはどのくらいありますか?
オープンイヤー型の構造上、完全に音漏れゼロというわけにはいきません。ただし、通常の音量であれば電車の隣席に聞こえるほどの音漏れは報告されていません。静かな図書館や深夜の自宅では音量に注意が必要ですが、オフィスや通勤電車では問題なく使えるとされています。
メガネをかけていても使えますか?
イヤーカフ型なので耳の上部に挟む形で装着します。メガネのテンプル(つる)とは干渉しにくい位置にフィットするため、メガネとの併用も問題ないと評価されています。
通話品質はどうですか?
マイクを内蔵しており、通話やオンライン会議に使用できます。静かな環境では問題なく通話できますが、風が強い屋外や騒がしいカフェでは、相手側に環境音が入りやすくなる点には注意が必要です。ミュート機能も搭載されているため、会議中の一時的なミュートにも対応しています。
ふるさと納税で入手できますか?
神奈川県横浜市のふるさと納税返礼品として、HA-NP1Tが登録されています。実質負担額を抑えて入手できる可能性があるため、ふるさと納税の枠が残っている場合はチェックしてみる価値があります。
価格と購入先
HA-NP1Tの基本5色(ティールブルー、コールブラック、アイスグレー、マルーン、オフホワイト)はAmazonで17,936円(税込)前後で販売されています。限定3色(エターナルブルー、ソルティオリーブ、サンドピーチ)は20,000円前後です。
JVCKENWOOD STOREでの公式価格は19,800〜22,000円(税込)で、2週間のお試し期間と返品制度が用意されています。初めてオープンイヤー型イヤホンを試す方にとっては、返品可能な公式ストアでの購入も安心できる選択肢です。
まとめ
Victor HA-NP1Tは、片耳4.9gの軽さとアクセサリー感覚のデザインで「ながら聴き」を日常に溶け込ませてくれるイヤーカフ型イヤホンです。VGP 2026金賞とGOOD DESIGN AWARD 2025のダブル受賞が、音質とデザインの完成度を裏付けています。
テレワークの長時間会議で耳の疲れに悩んでいる方、家事や育児をしながら音楽を楽しみたい方、通勤中に周囲の音を聞きながらBGMを流したい方には特におすすめです。マルチポイント接続や低遅延モードなど、日常使いに必要な機能も一通り揃っています。
一方で、重低音を重視する方や、騒がしい環境で聴くことが多い方には向いていません。カナル型イヤホンのような没入感を求める場合は、別の選択肢を検討した方がよいでしょう。
全8色のカラーバリエーションで、自分のスタイルに合った一台を見つけてみてはいかがでしょうか。
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