「最近、歯間に食べ物が挟まりやすくなった」「歯医者で磨き残しを指摘された」「電動歯ブラシを使っているのに、歯周ポケットの汚れが取れない」
こういった経験があるんじゃないでしょうか。手磨きはもちろん、普通の電動歯ブラシでも歯間の汚れをしっかり落とすのって、意外と難しいんですよね。
そこで注目したいのが、パナソニックのドルツ EW-DP38です。「W音波振動」という独自技術で、従来モデル比歯間の歯垢除去力200%を実現したモデル。歯周ケアに特化した設計で、「歯周ケアなら、ドルツ」というキャッチコピーを掲げています。
この記事では、EW-DP38の特徴や機能、他社製品との違いを、メーカー公式情報とレビュー分析に基づいて詳しく解説します。
この商品が注目されている理由
電動歯ブラシを選ぶとき、多くの方が重視するのが「歯垢除去力」と「歯ぐきへの優しさ」のバランスです。特に30代以降は歯周病リスクが高まるため、歯間や歯周ポケットのケアが重要になってきます。
ドルツ EW-DP38が注目される理由は、この「歯間ケア」に特化している点にあります。パナソニック独自のW音波振動は、ヨコ振動とタタキ振動の2つの動きを組み合わせることで、歯面だけでなく歯間の汚れまでしっかりかき出す設計となっています。
また、約3mmという薄型ヘッドは、日本人の口腔サイズに合わせて設計されており、奥歯の裏側など磨きにくい部分にもアクセスしやすくなっています。
基本スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 商品名 | パナソニック W音波振動ハブラシ ドルツ EW-DP38 |
| カラー | ホワイト(-W)、ブラック(-K) |
| 振動方式 | W音波振動(ヨコ振動+タタキ振動) |
| ヨコ振動 | 約31,000ストローク/分 |
| タタキ振動 | 約20,000ストローク/分 |
| モード | Wクリーン、Wガムケア、クリーン、ソフト(4モード) |
| 本体サイズ | 高さ23.3cm × 幅2.4cm × 奥行2.6cm |
| 重量 | 約95g(ブラシ含む) |
| 充電時間 | 約7時間(フル充電) |
| クイックチャージ | 6分で約2分使用可能 |
| 使用時間 | Wモード約45分/その他モード約90分 |
| 防水性能 | IPX7(水深1mに30分浸漬可能) |
| 充電方式 | USB充電スタンド(Type-A) |
| 電源 | AC100-240V(海外対応) |
本体には歯間フィットブラシとUSB充電スタンドが付属しています。また、家族で本体を共有できるよう、4種類の識別マークも同梱されています。
注目したい機能
W音波振動テクノロジー
EW-DP38の最大の特徴が、パナソニック独自の「W音波振動」です。2つのモーターを搭載し、異なる2方向の振動を同時に発生させる仕組みとなっています。
リニアモーター(ヨコ振動) は約31,000ストローク/分で振動し、歯科医が推奨するヨコ磨き(バス法・スクラビング法)の動きを再現。歯面の歯垢を効率的に除去します。
フロスモーター(タタキ振動) は約20,000ストローク/分で振動し、デンタルフロスのような上下の動きで歯間の歯垢をかき出します。
この2つの振動を組み合わせることで、メーカー発表では従来モデル比で歯間の歯垢除去力200%を実現したとされています。
新開発の歯間フィットブラシ
付属の歯間フィットブラシは、歯間ケアに特化した設計となっています。
先端部分には2列山切りカット毛を配置し、歯と歯の隙間に入り込みやすい形状に。また、約2.5mmの段差植毛により、極細毛が歯周ポケットに優しく入り込み、歯ぐきを傷つけにくい構造となっています。
ヘッドの厚さは約3mmと薄型で、奥歯の裏側など狭い部分にもアクセスしやすくなっています。
4つのブラッシングモード
口腔状態や好みに合わせて選べる4つのモードを搭載しています。
WクリーンモードはW音波振動をフル活用した標準モードで、しっかり磨きたいときに適しています。Wガムケアモードは歯ぐきをやさしくケアしたいときに。クリーンモードとソフトモードはシンプルな振動で、電動歯ブラシ初心者や刺激に敏感な方向けとなっています。
Wクリーン・Wガムケアモードは3段階の強度調整が可能で、自分に合った磨き心地を見つけやすい設計です。
押しつけ防止センサー
電動歯ブラシを使うとき、つい力を入れすぎてしまうことがあります。EW-DP38には押しつけ防止センサーが搭載されており、過度な力を検知すると音で通知してくれます。
力加減がわからない初心者でも、歯ぐきを傷つけるリスクを軽減できる機能です。
USB充電対応
充電はUSBスタンド(Type-A)を使用します。洗面台に専用コンセントがなくても、モバイルバッテリーやPCからも充電可能。出張や旅行時にも便利な仕様となっています。
また、6分のクイックチャージで約2分使用可能なので、充電を忘れた朝でも身支度中に1回分の充電ができます。
良いと評価されている点
歯間の磨き残しが減ったという声
W音波振動による歯間ケア効果について、「歯間の磨き残しが減った」「歯科検診で褒められるようになった」という評価が多く見られます。メーカー発表の「歯垢除去力200%」という数値を実感しているユーザーが多いようです。
特に歯間に食べ物が詰まりやすい方、歯周ポケットのケアを重視する方からの評価が高い傾向にあります。
薄型ヘッドで奥歯まで届きやすい
約3mmの薄型ヘッドについては、「奥歯の裏側まで届く」「口が小さくても使いやすい」という声が目立ちます。海外メーカーの電動歯ブラシはヘッドが大きく奥歯に届きにくいという不満を持っていた方からも好評です。
日本人の口腔サイズに合わせた設計は、国内メーカーならではの強みといえます。
軽量で疲れにくい
約95gという軽さについても高く評価されています。朝の忙しい時間や夜の疲れた時間でも、腕が疲れにくく継続しやすいという声があります。
防水で丸洗いできる
IPX7の防水性能により、本体ごと水洗いが可能です。「衛生的に使える」「お風呂でも使える」という点を評価するレビューも見られます。
気になる点・注意点
充電時間は長め
フル充電に約7時間かかる点は、他社製品と比較するとやや長めです。ただし、フル充電で約45分(Wモード)使用できるので、1日2回・2分ずつの使用なら約2週間は持つ計算になります。定期的に充電スタンドに置いておく習慣をつければ、実用上は問題にならないという声が多いです。
また、6分クイックチャージで約2分使用可能なので、急ぎの場合も対応できます。
替えブラシのコスト
純正の替えブラシは定期的な交換が推奨されており(目安は約3ヶ月)、ランニングコストが発生します。ただし、これは電動歯ブラシ全般に共通する点であり、歯周病治療にかかる費用と比較すれば、予防のための投資として捉える方も多いようです。
アプリ連携は必須ではない
ドルツアプリと連携することで、動画・音声ナビゲーションによるブラッシング指導を受けられます。正しい磨き方を習得したい方には便利な機能ですが、アプリなしでも問題なく使用できます。「アプリを使わなくても十分」という声もある一方、「アプリを活用するとより効果的」という声もあります。
他の電動歯ブラシと比べてどう?
主要3ブランドの比較
| 項目 | ドルツ EW-DP38 | ソニッケアー | オーラルB |
|---|---|---|---|
| 振動方式 | W音波振動(ヨコ+タタキ) | 音波振動 | 回転式 |
| 特徴 | 歯間ケア特化 | キャビテーション効果 | 高い歯垢除去力 |
| ヘッドサイズ | 薄型(約3mm) | 標準 | 丸型(やや大きめ) |
| 歯ぐきへの優しさ | ◎ | ○ | △ |
ソニッケアーとの違い
フィリップスのソニッケアーは「キャビテーション効果」(毛先が当たっていない部分の汚れも落とす効果)を特徴としています。一方、ドルツはW音波振動による「歯間ケア」に特化しています。
ヘッドの厚さはドルツの方が薄いため、奥歯へのアクセスを重視するならドルツが適しているといえます。
オーラルBとの違い
ブラウンのオーラルBは回転式で、歯を1本1本包み込んで磨くスタイル。歯垢除去力は高いとされていますが、回転による刺激が歯ぐきに負担をかける場合があります。
歯ぐきがデリケートな方、歯周ケアを重視する方には、音波振動式のドルツの方が向いているとされています。
購入前によくある質問
Q. 電動歯ブラシは初めてですが、使いこなせますか?
4つのモードと強度調整機能があるので、最初は「ソフトモード」から始めて徐々に慣れていくことができます。押しつけ防止センサーもあるので、力加減がわからなくても安心です。
Q. 替えブラシはどのくらいで交換が必要ですか?
パナソニックでは約3ヶ月ごとの交換を推奨しています。毛先が開いてきたら交換の目安となります。
Q. お風呂でも使えますか?
IPX7の防水性能があるため、お風呂での使用も可能です。ただし、充電スタンドは防水ではないため、浴室には持ち込まないようにしてください。
Q. 海外でも使えますか?
AC100-240V対応なので、海外でもそのまま使用できます。プラグ形状が異なる国では変換プラグが必要です。
どこで購入できる?
ドルツ EW-DP38は、Amazon、楽天市場、家電量販店などで購入可能です。
価格は販売店によって異なるため、複数のサイトを比較することをおすすめします。
まとめ
パナソニック ドルツ EW-DP38は、W音波振動による歯間歯垢除去力200%を実現した、歯周ケアに特化した電動歯ブラシです。約3mmの薄型ヘッドで奥歯まで届きやすく、約95gの軽量設計で使いやすさも兼ね備えています。押しつけ防止センサーや4モード搭載で、電動歯ブラシ初心者にも使いやすい設計となっています。
歯間の磨き残しが気になる方、歯周病予防を意識し始めた方、他社の電動歯ブラシで奥歯が磨きにくいと感じていた方に適した製品といえます。
一方、充電時間の長さや替えブラシのランニングコストが気になる方、シンプルな機能だけで十分という方には、エントリーモデルの検討もおすすめです。
歯周病は成人の約8割が罹患しているとも言われ、セルフケアの重要性が高まっています。毎日のブラッシングで歯間までしっかりケアしたい方は、ぜひチェックしてみてください。
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