Canon PowerShot V1 レビュー|1.4型センサー搭載Vlogカメラの魅力と選ばれる理由

スマホで動画を撮っていて「もっとキレイに撮りたい」と思ったことはないでしょうか。最近のスマホカメラは確かに優秀ですが、夜景や室内撮影ではノイズが気になったり、背景をぼかした映画のような映像は難しかったりします。かといってミラーレス一眼は重くて大きく、毎日持ち歩くには億劫に感じるものです。

そんな悩みを解決するために登場したのが、キヤノンの「PowerShot V1」です。1型センサーの約2倍となる1.4型大型センサーを搭載しながら、重さわずか426gというコンパクトボディを実現しています。2025年4月の発売以来、予約段階で6ヶ月待ちになるほどの人気を集めているVlogカメラとして注目を集めています。

目次

この商品が注目されている理由

PowerShot V1は、キヤノンが本格的にVlog市場に参入したことを象徴するカメラです。カメラメーカー最大手のキヤノンが培ってきた映像技術を、コンパクトなボディに凝縮しています。

特に注目すべきは、コンパクトカメラとして初めて搭載された1.4型CMOSセンサーです。これは競合するSony ZV-1 IIの1型センサーより面積で約2倍大きく、より多くの光を取り込めるため高画質な映像を実現します。さらに冷却ファンを内蔵することで、4K30Pでも2時間以上の連続撮影が可能となっており、長尺のVlog撮影でも熱停止の心配がありません。

プロが使うCanon Log 3にも対応しているため、撮影後の編集で映画のような色合いに仕上げることもできます。「スマホより高画質に撮りたいけど、ミラーレスは大げさ」と感じている層にとって、まさに理想的な選択肢となっています。

基本スペック

項目仕様
撮像素子1.4型CMOSセンサー
有効画素数静止画時約2230万画素、動画時約1870万画素
レンズ8.2-25.6mm F2.8-4.5(35mm判換算:16-50mm相当)
動画性能4K/59.94fps、フルHD/119.88fps
手ブレ補正光学式IS+電子式(中央5.0段)
オートフォーカスデュアルピクセルCMOS AF II
液晶モニター3.0型バリアングル式タッチパネル(約104万ドット)
冷却機構内蔵冷却ファン
通信機能Wi-Fi、Bluetooth
本体サイズ約118.3×68.0×52.5mm
質量約426g(バッテリー・カード含む)
価格148,500円(税込・キヤノンオンラインショップ)

1.4型センサーは、マイクロフォーサーズ規格に匹敵する大きさを持っています。このセンサーサイズにより、常用ISO感度は最高32000まで対応し、暗い場所でもノイズを抑えた撮影が可能です。

注目したい機能

1.4型大型センサーによる高画質

PowerShot V1最大の特徴は、コンパクトカメラとして異例の1.4型センサーを搭載していることです。一般的なVlogカメラに搭載される1型センサーと比較して面積が約2倍あるため、1画素あたりにより多くの光を取り込めます。これにより暗い室内や夕暮れ時でもノイズの少ないクリアな映像が撮影できます。ISO1600での撮影でもノイズはほとんど感じられないという評価が多く見られます。

超広角16mm〜50mmズームレンズ

レンズは35mm判換算で16mm〜50mm相当をカバーしています。広角端の16mmはVlogカメラとしてはかなり広く、自撮り撮影でも背景を広く入れることができます。競合のSony ZV-1 IIが18mm〜50mmであることを考えると、この2mmの差は自撮り撮影において大きなアドバンテージとなります。風景撮影でもダイナミックな構図で撮影できるため、旅行での使用にも最適です。

冷却ファン内蔵で長時間撮影対応

4K動画を撮影し続けるとカメラ内部に熱がこもり、強制停止してしまうことがあります。PowerShot V1は本体内部に冷却ファンを搭載することで、4K30Pでも2時間以上の連続撮影を実現しています。レビューによると4時間以上録画を続けても問題なく収録できたという報告もあり、長尺コンテンツの撮影でも安心して使えます。

Canon Log 3対応で本格的な映像制作

プロの映像制作で使われるCanon Log 3に対応しており、4:2:2 10bit log撮影が可能です。Log撮影では、撮影時に色や明暗のダイナミックレンジを広く記録できるため、編集時に映画のような色合いや雰囲気に仕上げることができます。YouTubeやSNSで「映える」映像を作りたい人にとって、この機能は大きな魅力となっています。

デュアルピクセルCMOS AF IIの追従性能

オートフォーカスには、上位機種のEOS R6 Mark IIにも採用されているデュアルピクセルCMOS AF IIを搭載しています。被写体検出アルゴリズムにより、人物の顔や動物、乗り物など様々な被写体を自動で認識し、動き回る被写体にも粘り強くフォーカスを合わせ続けます。「被写体追尾IS」機能と組み合わせることで、映像の主役を安定して捉え続けることができます。

利用者から評価されている点

圧倒的な画質の良さ

価格.comでは画質の評価が5点満点中4.24点とカテゴリ内6位の高評価を獲得しています。「スマホとの画質差は一目瞭然」「想像以上に高画質」という声が多く、1.4型センサーの恩恵を実感している購入者が多いことがわかります。特に暗所性能についての評価が高く、室内撮影や夕暮れ時の撮影でもノイズが少ないことが評価されています。

毎日持ち歩ける軽さ

約426gという重量は、ミラーレス一眼の半分以下です。レンズ交換式カメラは本体とレンズを合わせると1kg近くになることも珍しくありませんが、PowerShot V1なら気軽にカバンに入れて持ち歩けます。「軽くて毎日持ち歩ける」という声が多く、カメラを買っても結局持ち出さなくなる心配が少ないと評価されています。

操作性の良さ

タッチパネルとダイヤル操作を組み合わせた操作系が好評です。スマホライクなタッチ操作と、カメラらしいダイヤル操作の両方に対応しているため、カメラ初心者からカメラ経験者まで幅広い層が使いやすい設計となっています。AF速度や連写性能など、操作に対するレスポンスが高速な点も評価されています。

Vlogカメラの決定版という評価

海外のレビューサイトTom’s GuideではSony ZV-1 IIを上回る評価を獲得し、Digital Camera Worldでは「Sony ZV killer」と表現されるほど高い評価を受けています。センサーサイズ、広角性能、Log撮影対応、AF性能など、Vlogカメラとして求められる要素を高いレベルでバランスよく実現していることが評価の理由です。

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気になる点・注意点

グリップ部材のベタつき

複数のレビューで指摘されているのが、グリップ部分に使用されているエラストマー素材のベタつきです。滑り止め効果を高めるための素材選択ですが、「触るとベタベタする」「カメラの大部分がこの素材で覆われているのでどこを触ってもベタつく」という不満の声があります。ケースに入れて持ち運ぶなどの対策を検討する必要があるかもしれません。

望遠側が50mmまで

レンズの望遠端は35mm判換算で50mm相当です。日常のVlog撮影や風景撮影には十分ですが、運動会や野鳥撮影など被写体から距離がある撮影には向いていません。望遠撮影が必要な場面が多い場合は、別のカメラを検討するか、望遠に強いカメラとの2台持ちを考える必要があります。

価格が約15万円と高額

キヤノンオンラインショップでの価格は148,500円(税込)、Amazonでは133,650円程度で販売されています。Vlogカメラとしては高価格帯に位置しており、Sony ZV-1 IIと比較しても高めの設定です。ただしセンサーサイズの差やLog撮影対応などの機能差を考慮すると、相応の価格設定という見方もできます。

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他の製品と比べて

VlogカメラとしてよくPowerShot V1と比較されるのが、Sony ZV-1 IIです。両製品の主な違いを比較します。

項目Canon PowerShot V1Sony ZV-1 II
センサーサイズ1.4型1型
有効画素数約2230万画素約2010万画素
レンズ(35mm換算)16-50mm F2.8-4.518-50mm F1.8-4.0
広角端16mm18mm
Log撮影Canon Log 3対応S-Log3対応
冷却ファン内蔵なし
4K連続撮影2時間以上約1時間(熱停止あり)
重量約426g約292g
参考価格約13〜15万円約10〜12万円

PowerShot V1の強みは、より大きなセンサーによる高画質と、冷却ファンによる長時間撮影対応です。広角端も2mm広いため、自撮り撮影時に背景を広く入れられます。一方でSony ZV-1 IIは約100g軽く、開放F値がF1.8とより明るいレンズを搭載しています。画質と長時間撮影を重視するならPowerShot V1、軽さと価格を重視するならZV-1 IIという選択になります。

購入前によくある質問

発売日と入手状況は?

PowerShot V1は2025年4月25日に発売されました。発売前から予約が殺到し、一時は納期6ヶ月待ちという状況も報告されていました。現在は徐々に供給が安定してきていますが、人気機種のため在庫状況は変動します。購入を検討している場合は、在庫があるタイミングで確保することをおすすめします。

バッテリーはどのくらい持つ?

公式スペックでは静止画撮影で約340〜400枚(CIPA準拠)、動画撮影では約1時間5分〜1時間25分となっています。長時間の撮影を予定している場合は、予備バッテリー(LP-E17)の購入を検討すると安心です。USB-C経由での充電にも対応しているため、モバイルバッテリーからの給電も可能です。

4K60pは撮影できる?

4K60p撮影は可能ですが、1.4倍のクロップがかかり、手ブレ補正も電子式のみとなります。フルサイズの画角で撮影したい場合は4K30pでの撮影が推奨されています。4K30pであれば冷却ファンの効果で2時間以上の連続撮影が可能です。

どんな人に向いている?向いていない?

PowerShot V1が向いているのは、スマホからステップアップしたいVlogger、ミラーレスは重いと感じる人、動画も静止画も1台で済ませたい人、Canon Log 3を使った本格的な映像制作に興味がある人です。一方で、運動会や野鳥など望遠撮影が多い人、とにかく軽いカメラが欲しい人、予算を10万円以内に抑えたい人には別の選択肢を検討した方がよいかもしれません。

どこで買える?

PowerShot V1は、Amazon、楽天市場、家電量販店、キヤノン公式オンラインショップなどで購入できます。

販売先価格(税込)備考
キヤノンオンラインショップ148,500円正規品・保証充実
Amazon133,650円〜ポイント還元あり
楽天市場店舗により異なるポイント倍率で実質価格が変動
家電量販店店舗により異なる店頭で実機確認可能

Amazonでは価格.comやキヤノン公式より安く購入できる場合があります。ポイント還元も考慮すると、実質的な購入価格はさらに下がる可能性があります。人気機種のため在庫状況は変動しやすく、在庫があるうちに購入することをおすすめします。

まとめ

Canon PowerShot V1は、1.4型大型センサーと冷却ファン搭載による長時間撮影対応を両立した、2025年を代表するVlogカメラです。スマホでは得られない高画質と、ミラーレス一眼のような重さや大きさがないことで、「毎日持ち歩ける高画質カメラ」を実現しています。

価格.comでは総合評価4.03/5.0、Amazonでは4.5/5.0という高い評価を獲得しており、特に画質面での満足度が高いことが特徴です。グリップ部材のベタつきや望遠側の制限といった注意点はありますが、Vlog撮影やスナップ撮影がメインであれば、十分に満足できる一台といえます。

スマホ撮影に限界を感じている方、ミラーレス一眼に挫折した経験がある方、動画も静止画も高画質で残したい方にとって、PowerShot V1は有力な選択肢となるでしょう。

Canon PowerShot V1の詳細を見る

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