「ワイヤレスだと遅延が気になって有線で我慢している」「スティックドリフトで何度もコントローラーを買い替えている」「撃ち合いであと一歩で負けることが多い」
FPSやTPSをプレイしていると、こういった経験があるんじゃないでしょうか。純正コントローラーの性能に限界を感じつつも、サードパーティ製は品質が心配で手が出せない、という方も多いはずです。
そこで注目したいのが、BIGBIG WON BLITZ2 TMRです。2000Hzという業界最高クラスのポーリングレートを実現し、しかもワイヤレスでもその性能を発揮できるという、これまでの常識を覆すコントローラーとして話題になっています。
この記事では、BLITZ2 TMRの特徴や評判を詳しく分析し、購入を検討している方に向けて客観的な情報をお届けします。

BLITZ2 TMRが注目される理由
ゲーミングコントローラー市場では、多くの製品が1000Hzのポーリングレートを採用しています。GameSir T4 KaleidやFlydigi Vader 4 Proといった人気製品も1000Hzです。
そんな中、BLITZ2 TMRは2000Hzというポーリングレートを実現しました。これは競合製品の2倍の応答性能を意味します。さらに注目すべきは、ワイヤレス接続でも2000Hzを維持できる点です。多くのワイヤレスコントローラーは有線時より性能が落ちますが、BLITZ2 TMRはHUAWEI NearLinkチップを搭載することで、この課題を克服しています。
加えて、TMR(トンネル磁気抵抗)技術を採用したスティックは、従来のホールセンサーと比較して約4倍の精度向上を実現しているとメーカーは説明しています。スティックドリフトの軽減にも効果が期待できる設計です。
基本スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 商品名 | BIGBIG WON BLITZ2 TMR |
| ポーリングレート | 2000Hz(有線/2.4GHz無線) |
| スティック | TMR技術採用(12ビット解像精度) |
| ボタン | 16個のメカニカルスイッチ |
| 接続方式 | USB Type-C有線 / Bluetooth 5.0 / 2.4GHz無線 |
| バッテリー | 1000mAh(約15時間駆動) |
| 充電時間 | 約1.5時間 |
| 対応機器 | Switch / Switch Lite / Windows 10-11 / iOS 13以上 / Android 9以上 |
| その他機能 | 6軸ジャイロ / マクロ / ターボ / 背面ボタン(M1〜M4) |
| 価格 | 約10,620円(税込) |
付属品について
本体以外に、USBケーブル、2.4GHz接続用のUSBドングル、交換用ジョイスティック3種類、交換用十字キー2種類が付属しています。交換用スティックは高さや形状が異なるため、プレイするゲームジャンルや好みに合わせて選べる仕様となっています。
注目したい5つの機能
2000Hzポーリングレートによる超低遅延
メーカー情報によると、有線接続時には0.0005秒(0.5ms)という超低遅延を実現しています。これは人間の認識できる範囲を超えた速度で、入力がほぼリアルタイムでゲームに反映されることを意味します。
レビューサイトでの実測では、有線接続時に平均1800〜1900Hz前半、ワイヤレス接続時でも平均1800Hz前後を記録したという報告があります。ワイヤレスコントローラーとしてはトップクラスの数値といえます。
TMRスティックによる高精度操作
TMR版の最大の特徴は、スティックに採用されたTMR(トンネル磁気抵抗)技術です。従来のホールセンサーが10ビットの解像精度であるのに対し、TMRスティックは12ビットの解像精度に対応しています。
メーカーの説明では、これにより従来の4倍の精度でスティック入力を検知でき、FPSでの精密なエイム調整やレースゲームでの微細なハンドル操作に効果を発揮するとされています。また、ドリフト対策としてハードウェア・ソフトウェア両面で改良が施されているとのことです。

16個のメカニカルスイッチボタン
ABXYボタンを含む16個のボタンにメカニカルスイッチを採用しています。キーボードのような確実なクリック感が得られ、入力の確実性が向上するとレビューでは評価されています。
特にABXYボタンは精密マイクロスイッチを搭載しており、わずかな押し込みにも即座に反応する設計です。トリガーボタンには「X-lever」構造が採用されており、どの部分を押しても均一な打鍵感が得られるよう工夫されています。



3種類の接続方式
USB Type-C有線、Bluetooth 5.0、2.4GHz無線の3種類の接続方式に対応しています。2000Hzのポーリングレートを活かすには有線または2.4GHz無線での接続が必要ですが、Bluetooth接続でもSwitch、スマートフォン、PCなど幅広いデバイスで使用可能です。
マルチプラットフォーム対応により、デバイスごとにコントローラーを用意する必要がなく、1台で複数の機器に対応できます。
専用アプリによるカスタマイズ
PC版およびスマートフォン版の専用アプリが用意されており、細かい設定が可能です。スティックの再キャリブレーション、中立位置の微調整、感度カーブの手動調整などが行えます。

ポーリングレートも250Hz、500Hz、1000Hz、2000Hzから選択でき、用途に応じて切り替えられます。背面ボタンやカスタムキーへのマクロ設定も可能で、複数のコマンドを1ボタンに割り当てることができます。

利用者から評価されている点
操作性の高さ
レビューでは「とにかく操作しやすい」「グリップが細めでスティックやボタンに指が届きやすい」という評価が多く見られます。360度シリコン素材のグリップは、長時間プレイでも手が疲れにくく、汗をかいても滑りにくいと評されています。
FPS・TPSプレイヤーからは、マイクロスイッチトリガーの反応速度が好評で、素早い射撃操作に適しているという声が上がっています。
ワイヤレスでの安定性
「NearLinkの2.4GHzワイヤレス接続でも入力遅延を感じない」「これで不満を感じる人はほぼいないはず」といった評価が見られます。ワイヤレスコントローラーの弱点とされてきた遅延問題を、技術的に克服している点が高く評価されています。
充実した付属品
交換用スティック3種類と十字キー2種類が標準で付属している点は、約10,000円台のコントローラーとしては充実した内容といえます。購入後すぐに好みのセッティングを試せる点が評価されています。
購入前に知っておきたい注意点
初期不良の報告
一部のレビューでは、購入から短期間でスティックドリフトが発生したケースが報告されています。ただし、保証対応で新品交換を受け、その後は問題なく使用できているという声もあります。Amazonの正規販売元から購入した場合、初期不良への対応は受けられるようです。
手のサイズによる相性
グリップが細めの設計のため、手が小さい方は背面のカスタムボタン「M3/M4」に指が届きにくいという指摘があります。逆に、手が大きい方には窮屈に感じる可能性もあります。購入前に自分の手のサイズとの相性を考慮する必要があるかもしれません。
充電ケーブル差し込み口の個体差
一部の個体で、USB Type-Cケーブルの差し込み口が固いという報告があります。使用に支障が出るレベルではないようですが、気になる方は注意が必要です。
競合製品との比較
| 製品名 | 価格 | ポーリングレート | スティック | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| BLITZ2 TMR | 約10,620円 | 2000Hz | TMR(12ビット) | 最高スペック、ワイヤレス2000Hz |
| BLITZ2 通常版 | 約9,720円 | 2000Hz | アルプス製 | 価格抑えめ、十分な性能 |
| Flydigi Vader 4 Pro | 約9,000円 | 1000Hz | 12ビット | スティックテンション調整可能 |
| GameSir T4 Kaleid | 約6,600円 | 1000Hz | ホールセンサー | 低価格、有線特化 |
| Switch Proコントローラー | 約7,500円 | 非公開 | 標準 | 純正の安心感 |
BLITZ2 TMRの強みは、2000Hzのポーリングレートとワイヤレスでの高性能を両立している点です。競合製品の多くが1000Hzにとどまる中、この点で明確な差別化がされています。
一方、純正コントローラーの安心感や公式サポートを重視する方、または予算を抑えたい方には、他の選択肢も検討の価値があります。
購入前によくある質問
Switch Liteでも使用できますか?
メーカー情報によると、Nintendo Switch / Switch Liteの両方に対応しています。
PS5では使用できますか?
公式の対応機器リストにPlayStationは含まれていません。Switch、Windows PC、iOS、Androidが対応機器として記載されています。
通常版とTMR版の違いは何ですか?
主な違いはスティックの仕様です。通常版はアルプス製スティック(10ビット精度)、TMR版はTMR技術採用スティック(12ビット精度)を搭載しています。価格差は約900円で、より高精度な操作を求める方にはTMR版が適しています。
返品・保証について
Amazon販売ページによると、2026年1月31日まで返品可能と記載されています(2024年12月時点)。詳細な保証内容は購入先にご確認ください。
購入方法
BLITZ2 TMRは、Amazon、楽天市場、ヨドバシカメラ、パソコン工房などで購入可能です。
Amazonでは「BIGBIGWON Official Store」が正規販売元として出品しており、Amazon配送(FBA)にも対応しています。レビュー評価は3.9/5(約5,900件)で、PCゲームパッド・スタンダードコントローラー部門でベストセラー1位を獲得しています(2024年12月時点)。
楽天市場ではセール時にクーポンが配布されることがあるため、タイミングによってはお得に購入できる可能性があります。
まとめ
BIGBIG WON BLITZ2 TMRは、2000Hzのポーリングレート、TMRスティックによる高精度操作、16個のメカニカルボタン、マルチプラットフォーム対応という特徴を持つゲーミングコントローラーです。
特にFPSやTPSで撃ち合いの勝率を上げたい方、ワイヤレスでも有線並みの反応速度を求める方、スティックドリフトに悩んでいる方に向いている製品といえます。約10,620円という価格は純正コントローラーより高価ですが、性能面での優位性を考えると、コストパフォーマンスは高いと評価されています。
一方、純正コントローラーの安心感を重視する方、手が大きめまたは小さめで相性が心配な方は、実際に店頭で触れる機会があれば確認してみることをおすすめします。
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