ROG Xbox Ally X レビュー|Xbox×ASUSが本気で作ったポータブルゲーミングPC

「サイバーパンク2077を電車の中で遊びたい」「出張先のホテルでAAAゲームを楽しみたい」そんな夢を叶えるポータブルゲーミングPCが登場しました。

ROG Xbox Ally Xは、ASUSとXboxが共同開発したWindows 11搭載のハンドヘルドゲーム機です。Xbox Game Passとの相性は抜群で、Steam・Epic Gamesなどの各種プラットフォームにも対応しています。

Ryzen AI Z2 Extremeと24GBメモリを搭載し、AAAタイトルもフルHDで快適に動作する性能を実現しています。据え置き機の前に座る時間がない、でも本格的なゲームを諦めたくないという方にとって、この製品は有力な選択肢になるでしょう。

この記事では、ROG Xbox Ally Xのスペック・評判・下位モデルとの違いを詳しく解説し、購入すべきかどうかの判断材料をお伝えします。

目次

ROG Xbox Ally Xが注目されている理由

ROG Xbox Ally Xは2025年6月のXbox Games Showcaseで発表され、同年10月16日に発売されました。ASUSの人気ポータブルゲーミングPC「ROG Ally」をベースに、Xboxとの共同開発で誕生した製品です。

最大の特徴は、Xbox Game Passとの統合が徹底されている点です。Xboxボタンを押すだけでXboxメニュー画面に即座にアクセスでき、Game Pass対応ゲームはフルスクリーンで快適に動作するよう最適化されています。

もちろんWindowsマシンなので、SteamやEpic Gamesストアのゲームも自由にプレイ可能です。「ポータブルXbox」であると同時に「超小型ゲーミングPC」でもあるという、二つの顔を持つデバイスといえます。

ラインナップは上位モデルの「ROG Xbox Ally X」と標準モデルの「ROG Xbox Ally」の2種類。上位モデルは高性能プロセッサと大容量バッテリーを搭載し、本格的にゲームを楽しみたい方向けの仕様となっています。

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基本スペック

項目ROG Xbox Ally X
OSWindows 11 Home 64ビット
CPUAMD Ryzen AI Z2 Extreme(8コア/16スレッド)
GPUAMD Radeon グラフィックス(RDNA 3.5)
メモリ24GB LPDDR5X-8000
ストレージ1TB PCIe 4.0 NVMe SSD
ディスプレイ7.0型 フルHD(1920×1080)120Hz タッチ対応
バッテリー80Wh(動画再生約14時間)
通信Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.4
インターフェースUSB4×1、USB3.2×1、3.5mmオーディオ、microSD
サイズ290×121×27.5〜50.9mm
重量約715g
価格¥139,800(税込)

CPUにはAMDの最新プロセッサ「Ryzen AI Z2 Extreme」を採用しています。Zen 5とZen 5cのハイブリッド構成で、高性能と省電力を両立した設計です。

メモリは24GBと大容量で、最大8GBをVRAMに割り当てることが可能です。これにより、メモリ不足でゲームが重くなるという問題を回避できます。

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注目したい機能

Ryzen AI Z2 Extremeによる高いゲーム性能

搭載CPUのRyzen AI Z2 Extremeは、8コア16スレッドのハイブリッド構成です。RDNA 3.5アーキテクチャの統合GPUを備え、最新のアップスケーリング技術にも対応しています。

レビューによると、サイバーパンク2077でもFSRを活用すれば中〜高設定で60fps付近を安定して維持できるとのことです。下位モデルと比較してFPSが10〜30%向上したという報告もあり、AAAタイトルを快適にプレイしたい方には上位モデルがおすすめです。

24GBメモリとVRAM割り当ての柔軟性

24GBのLPDDR5Xメモリは、このクラスのポータブル機としてはトップレベルの容量です。Armoury Crate SEというソフトウェアコントローラーを使えば、VRAMの容量を1GB単位で調整可能です。

DRAM容量を16GB以下に下げることなく、最大8GBまでVRAMに割り振れるため、パフォーマンスとグラフィックス性能を両立させながらゲームに没入できます。

80Wh大容量バッテリー

バッテリー容量は80Whで、下位モデルの60Whから大幅に増加しています。公称値では動画再生時約14時間、アイドル時約22時間の駆動が可能です。

ゲームプレイ時はより短くなりますが、それでも従来機と比べて長時間のプレイが可能になっています。さらにバッテリーバイパス給電機能を搭載しており、充電しながら遊んでもバッテリーへのダメージを軽減できる設計です。

Xbox最適化とGame Pass連携

Xboxボタンを押すだけで即座にXboxメニュー画面を呼び出せます。Game Pass対応ゲームはフルスクリーンで快適に動作するよう設計されており、ライブラリ上で「最適」バッジがついたゲームは起動するだけで完璧にプレイ可能です。

さらに購入特典としてXbox Game Pass Premium 3ヶ月分が付属するため、すぐに数百タイトルのゲームにアクセスできます。

USB4搭載で拡張性も確保

上位モデルのROG Xbox Ally XはUSB4ポートを搭載しています。転送速度は40Gbpsで、外部モニターへの映像出力はもちろん、eGPUの接続も可能です。

自宅では外付けGPUと大画面モニターを接続して据え置き機のように使い、外出時はそのまま持ち出すという使い方もできます。

利用者から評価されている点

グリップ形状と握り心地の良さ

購入者から最も高く評価されているのが、グリップ形状の完成度です。ゲームのしやすさを最優先に設計されており、長時間プレイしても疲れにくいと好評を得ています。

本体の適度な厚みが持ちやすさに貢献しており、Xboxコントローラーに近い操作感を実現しています。ボタン配置もXboxレイアウトを踏襲しているため、Xboxユーザーなら違和感なく使い始められるでしょう。

ディスプレイの明るさと滑らかさ

7インチ・フルHD・120Hzのディスプレイは、屋外の明るい環境でも視認性が確保される500nitsの高輝度仕様です。FreeSyncテクノロジーにも対応しており、ティアリングの少ない滑らかな映像を楽しめます。

タッチパネル対応なので、Windowsの操作もスマートフォン感覚で直感的に行えます。

予想以上のスピーカー音質

意外にも高く評価されているのがスピーカーの音質です。1.5W×2のステレオスピーカーながら、動画視聴にも十分耐えうる品質とされています。

ヘッドホン派の方も3.5mmオーディオジャックが用意されているので、好みのイヤホンで没入感のあるゲームプレイが可能です。

冷却性能と静音性

全方位冷却のヒートパイプとダストフィルターを搭載し、ファン音は30dB以下に抑えられています。静かな環境でも周囲を気にせずプレイできる点は、ポータブル機として重要なポイントです。

長時間のゲームプレイでも安定したパフォーマンスを維持できる設計となっています。

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購入前に知っておきたいポイント

一部ゲームでの入力遅延

特定のゲームで0.2〜0.5秒程度の入力遅延が発生するという報告があります。特にDead by Daylightのようなシビアなタイミングを要求されるゲームでは、スキルチェックに影響が出る可能性があるとのことです。

ただし、すべてのゲームで発生するわけではなく、BIOSアップデートやドライバー更新で改善されるケースもあるようです。

ソフトウェアの成熟度

発売からまだ日が浅いこともあり、ソフトウェア面での安定性には改善の余地があるとの指摘があります。各ボタンの動作が場面によって異なったり、アップデートのたびに操作方法が変わったりすることがあるようです。

今後のアップデートでの改善が期待されますが、現時点ではある程度のカスタマイズ作業が必要になる場面もあるかもしれません。

1TBストレージの容量

1TBのストレージは十分に思えますが、最近のAAAゲームは1本で100GB以上になることも珍しくありません。複数のゲームを同時にインストールしておきたい場合は、microSDカードでの拡張を検討する必要があります。

内部SSDの換装も技術的には可能ですが、保証対象外となる点には注意が必要です。

価格は約14万円

ROG Xbox Ally Xの価格は¥139,800(税込)で、ポータブルゲーミングPCとしては高価格帯に位置します。下位モデルのROG Xbox Allyは¥89,800で5万円安いため、用途に応じた選択が重要です。

ただし、Game Pass 3ヶ月分(約4,000円相当)が付属する点を考慮すると、実質的な価格差は縮まります。

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他の製品と比べて

ROG Xbox Ally(下位モデル)との違い

項目ROG Xbox Ally XROG Xbox Ally
価格¥139,800¥89,800
CPURyzen AI Z2 ExtremeRyzen Z2 A
メモリ24GB LPDDR5X16GB LPDDR5
ストレージ1TB512GB
バッテリー80Wh60Wh
USBUSB4 + USB3.2USB3.2×2
カラーブラックホワイト

5万円の価格差をどう考えるかがポイントです。AAAタイトルを快適にプレイしたい、長時間の外出先でも使いたい、eGPU接続も視野に入れているという方はAlly Xがおすすめです。

一方、ライトなゲームが中心、予算を抑えたい、まずはポータブルゲーミングPCを試してみたいという方には無印Allyで十分な性能を得られます。

Steam Deckとの比較

Steam Deckは約6万円〜9万円で購入でき、価格面では有利です。ただしOSがSteamOSのため、Windowsゲームの互換性には制限があります。

ROG Xbox Ally XはWindows 11搭載なので、PCゲームとの互換性は完璧です。Xbox Game Passを積極的に活用したい方、複数のゲームプラットフォームを横断して遊びたい方にはROG Xbox Ally Xが適しています。

購入前によくある質問

Xbox専用機ではないの?

いいえ、Windows 11搭載の汎用PCです。Xbox Game Passだけでなく、Steam・Epic Games・GOGなど、あらゆるPCゲームプラットフォームに対応しています。ゲーム以外にもブラウジングや動画視聴、ビジネス用途にも使えます。

バッテリーはどれくらい持つ?

使い方によって大きく変わります。動画再生なら約14時間、アイドル状態なら約22時間。ゲームプレイ時は設定にもよりますが、2〜4時間程度が目安となります。

下位モデルとどちらを買うべき?

予算に余裕があり、AAAタイトルを快適にプレイしたいならAlly Xがおすすめです。インディーゲームやレトロゲーム中心、あるいはGame Passのクラウドゲーミングがメインなら無印Allyでも十分です。

SSDの換装はできる?

技術的には可能ですが、分解が必要となり保証対象外となります。容量が足りない場合は、microSDカードでの拡張がおすすめです。

どこで買える?

ROG Xbox Ally Xは、ASUS Store公式サイトとAmazonで購入できます。価格はどちらも¥139,800(税込)で統一されています。

人気商品のため一時的に在庫切れになることもありますが、Amazonなら入荷通知を設定しておくことができます。中古品・ほぼ新品も出品されることがあるので、価格重視の方はチェックしてみてください。

購入特典としてXbox Game Pass Premium 3ヶ月分が付属するため、届いたその日から数百タイトルのゲームにアクセス可能です。

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まとめ

ROG Xbox Ally Xは、ASUSとXboxの共同開発によって生まれた本格派ポータブルゲーミングPCです。Ryzen AI Z2 Extreme・24GBメモリ・80Whバッテリーという充実したスペックで、AAAタイトルも快適に楽しめます。

この製品は、Xbox Game Passを活用してさまざまなゲームを遊びたい方、出張や移動時間にも本格的なゲームをプレイしたい方、リビングのTVを占有せず自分だけの時間でゲームを楽しみたい方に特におすすめです。

一方で、14万円という価格は決して安くありません。ライトなゲームが中心なら下位モデルのROG Xbox Allyでも十分ですし、Steam中心ならSteam Deckという選択肢もあります。

自分の遊び方と予算を照らし合わせて、最適な一台を選んでください。

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