デスクトップオーディオを始めたいけれど、どの製品を選べばいいか迷っていませんか。ポータブルDAPやスマートフォン直挿しでは物足りなくなり、据え置き環境へのステップアップを検討している方も多いはずです。
5万円前後という予算で、コンパクトながら高音質なDAC/アンプを探しているなら、TOPPING DX5 IIは検討に値する製品です。VGP2025 SUMMER金賞を受賞し、海外のオーディオメディアからも高い評価を得ているこのモデルは、デスクトップオーディオの入門機として、また中級者のステップアップ先としても注目を集めています。
この記事では、DX5 IIの特徴や評価されているポイント、購入前に知っておきたい情報を詳しく解説します。
この商品が注目されている理由

TOPPINGは中国深圳を拠点とするオーディオブランドで、高品質なDAC/アンプを手頃な価格で提供することで知られています。日本では株式会社MUSINが正規代理店として販売とサポートを担当しており、安心して購入できる体制が整っています。
DX5 IIは2025年7月に発売され、発売前からVGP2025 SUMMER金賞を受賞したことで話題となりました。さらにHeadfonics 2025 Bang For Buck Awards(Best Desktop Solid-state DAC/Amp)やHeadfonia Best of the Year 2025(Best DAC/AMP – Budget)など、複数の海外アワードも獲得しています。
これらの受賞歴は、5万円以下という価格帯において突出した性能を持つことの証明といえるでしょう。
基本スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| サイズ | 190 × 131 × 44 mm |
| 重量 | 954g |
| DACチップ | ESS ES9039Q2M × 2(デュアル構成) |
| 対応フォーマット | PCM 768kHz/32bit、DSD512 |
| ヘッドホン出力 | 6.35mm(シングルエンド)、4.4mm(バランス)、4pin XLR |
| ライン出力 | XLR(バランス)、RCA |
| デジタル入力 | USB、同軸、光、Bluetooth 5.1 |
| Bluetoothコーデック | LDAC / aptX-Adaptive / aptX HD / AAC / SBC |
| その他機能 | 10バンドパラメトリックEQ、2.0インチカラーディスプレイ |
| 付属品 | 専用リモコン、USBケーブル、電源ケーブル、Bluetoothアンテナ |
190 × 131mmというフットプリントは、一般的なデスクトップDAC/アンプとしてはかなりコンパクトな部類に入ります。重量も1kg未満で、デスクスペースが限られている環境でも設置しやすいサイズ感です。
注目したい機能
ES9039Q2Mデュアル構成によるDAC

DACチップにはESSの最新世代ES9039Q2Mを左右独立のデュアル構成で搭載しています。これにより、シングルエンド出力時でSNR 131dB、バランス出力時で133dBという高いスペックを実現しています。音源に含まれる微細な情報を余すことなく引き出し、解像度の高い再生が期待できます。
X-Hybrid AMPによる高出力
ヘッドホンアンプ部には、TOPPINGが新開発した「X-Hybrid AMP」回路を採用しています。バランス出力時には32Ωで6400mW×2、16Ωで7600mW×2という出力を誇り、鳴らしにくいとされる平面磁界型ヘッドホンや高インピーダンスモデルも余裕を持って駆動できます。
10バンドパラメトリックEQ

本機の特徴的な機能として、10バンドのパラメトリックイコライザーが挙げられます。周波数、ゲイン、帯域幅を細かく設定でき、ヘッドホンの特性や好みに合わせた音質調整が可能です。TOPPINGが独自開発したデスクトップソフトウェアを使えば、より細かな調整も行えます。
Bluetooth 5.1対応

Qualcomm QCC5125チップを搭載し、LDACやaptX-Adaptiveなど高音質コーデックに対応しています。スマートフォンやタブレットからワイヤレスで接続でき、最大96kHz/24bitの高品質ワイヤレス再生が可能です。有線接続が難しい場面でも、手軽に高音質を楽しめます。
利用者から評価されている点
音の味付けが少ないニュートラルなサウンド
DX5 IIの音質傾向として多く挙げられるのが、「味付けが少なく、音源の情報をそのまま伝える」という評価です。特定の帯域を強調するような色付けがなく、ヘッドホンやイヤホンの個性をストレートに引き出すサウンドとされています。
音像は有機的な厚みを持ちながらも滑らかで、オーケストラでは豊かな響きと細やかな旋律を、ロックでは低域の厚みとアタックのニュアンスをバランスよく再現するとの評価があります。
コンパクトながら高い駆動力
「コンパクトなのに十分な駆動力がある」という点も評価されています。バランス出力時の6400mW×2という出力は、同価格帯の製品と比較しても高い数値です。鳴らしにくいヘッドホンでも、Highゲインに設定すれば余裕のある押し出しの良いサウンドを実現できます。
豊富な入出力とBluetooth安定性
入出力端子の豊富さも好評です。ヘッドホン出力は3系統(6.35mm、4.4mm、XLR)、ライン出力はXLRとRCAの2系統を備え、様々なシステム構成に対応できます。Bluetooth接続についてはLDACの通信が安定しているとの報告が多く、ワイヤレス接続時の品質も良好です。
購入前に知っておきたいポイント
リモコン操作の習熟が必要
付属のリモコンについては、操作が直感的でなく慣れが必要との指摘があります。多機能ゆえにボタン数も多く、最初は操作方法を覚えるのに時間がかかる場合があるようです。本体のダイヤルやボタンでも基本操作は可能なので、まずは本体操作で慣れてからリモコンを活用するのがよいでしょう。
WindowsではUSBドライバーの導入を推奨
Windows PCとUSB接続する場合は、公式サイトから専用ドライバーをダウンロードしてインストールすることが推奨されています。ドライバーなしでも認識される場合がありますが、安定性と音質を最大限に引き出すには公式ドライバーの使用が望ましいとされています。MacやLinuxでは基本的にドライバー不要で動作します。
ゲイン切替はメニュー操作
ゲイン(Low/High)の切り替えは本体のメニュー画面から行う仕様となっています。フロントパネルのボタンで直接切り替えられないため、頻繁にゲインを変更する使い方をする場合は少々手間に感じる可能性があります。
他の製品と比べて
| 製品名 | 価格帯 | 特徴 |
|---|---|---|
| TOPPING DX5 II | 約49,500円 | ES9039Q2Mデュアル、バランス出力6400mW×2、PEQ搭載 |
| iFi audio ZEN DAC 3 | 約36,000円 | コンパクト、4.4mmバランス対応、エントリー向け |
| FIIO K7 | 約36,000円 | AK4493SEQ×2搭載、デスクトップ入門機 |
| SMSL DO400 | 約69,000円 | ES9039SPRO搭載、上位グレード |
| S.M.S.L DL200 | 約26,500円 | ES9039Q2M搭載、Bluetooth対応、低価格 |
同価格帯の製品と比較すると、DX5 IIはバランス出力の高出力とPEQ機能、豊富な入出力端子という点で優位性があります。より低価格な製品は機能が限定的で、より高価格な製品との差は主にDAC性能や筐体品質に現れます。5万円前後という予算で「機能全部入り」を求めるなら、DX5 IIは有力な選択肢となります。
購入前によくある質問
初めてのDAC/アンプとして選んで大丈夫?
機能が豊富なため設定項目は多いですが、デフォルト状態でも十分に良い音で鳴ります。初心者でも基本的な使い方(USB接続してヘッドホンを繋ぐ)はシンプルです。機能を使いこなすのは徐々に慣れていけばよいので、初めての据え置き機としても問題なく選択できます。
スピーカーとの接続は可能?
XLRバランス出力とRCA出力を備えているため、アクティブスピーカーやパワーアンプへの接続が可能です。ヘッドホン出力とライン出力は個別にON/OFFできるので、スピーカーとヘッドホンを切り替えて使うことも容易です。
発熱は気になる?
消費電力15Wと比較的省電力設計で、通常使用では大きな発熱は報告されていません。ただし長時間のハイゲイン駆動時などは多少温かくなることがあります。通気性の良い場所に設置すれば問題ないレベルです。
電源ケーブルは日本で使える?
国内正規品(MUSIN取扱品)であれば、日本仕様の電源ケーブルが付属します。並行輸入品の場合は変換プラグが必要になる可能性があるため、購入時に確認することをおすすめします。
どこで買える?
DX5 IIは国内正規代理店のMUSINを通じて、Amazonや大手家電量販店、オーディオ専門店で購入できます。希望小売価格は49,500円(税込)で、主要な販売チャネルではほぼ定価での販売となっています。
国内正規品を購入すれば日本語マニュアルと日本仕様の付属品が付き、MUSINによるサポートも受けられます。保証やサポートを重視する場合は、正規販売店からの購入がおすすめです。
カラーはBlackとWhiteの2色展開で、デスク環境や好みに合わせて選択できます。特にWhiteは白デスク環境に映えるとして人気があります。
まとめ
TOPPING DX5 IIは、5万円以下という価格帯で「必要な機能が全部入っている」デスクトップDAC/AMPです。ES9039Q2Mデュアル構成のDAC、高出力のバランスヘッドホンアンプ、10バンドPEQ、Bluetooth対応と、この価格で求められる機能をほぼ網羅しています。
VGP2025 SUMMER金賞をはじめとする複数のアワード受賞は、性能面での優位性を裏付けています。音質面では味付けの少ないニュートラルなサウンドが特徴で、ヘッドホンやイヤホンの個性を素直に引き出してくれます。
初めてのデスクトップDAC/AMPを探している方、ポータブル環境からのステップアップを検討している方、コンパクトながら高機能な製品を求めている方にとって、DX5 IIは有力な候補となるでしょう。
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