ネスカフェ ドルチェ グスト ネオ レビュー|3つの強みと知っておきたい注意点

「自宅で本格的なコーヒーを飲みたいけど、ハンドドリップは面倒…」「インスタントでは物足りないけど、毎朝カフェに行く時間はない…」そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

忙しい朝に手軽に美味しいコーヒーを楽しみたい、でも味には妥協したくない。そんなニーズに応えるカプセル式コーヒーメーカーの中で、2025年9月に登場した「ネスカフェ ドルチェ グスト ネオ」が注目を集めています。日本初となる3種類の抽出方式を1台で実現し、さらに環境に配慮した紙製ポッドを採用した次世代モデルです。

この記事では、ドルチェグスト ネオの特徴や口コミでの評判、従来モデルとの違いを詳しく解説します。購入を検討している方が知っておきたいポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

目次

ドルチェグスト ネオとは

ネスカフェ ドルチェ グスト ネオは、ネスレ日本が2025年9月2日に発売したドルチェグストシリーズの最新かつ最上位モデルです。従来のカプセル式コーヒーメーカーとは一線を画す「3in1スマート抽出」と「紙製ポッド」という2つの日本初技術を搭載しています。

基本スペック

項目仕様
価格19,800円〜22,000円(税込)
サイズ154mm(幅) × 342mm(奥行) × 301mm(高さ)
重量3.5kg
タンク容量1L
消費電力1,460W
圧力最大15気圧
保証1年間(公式登録で2年)
カラークラシックホワイト/ミッドナイトブラック

幅15.4cmというスリムな設計で、A4サイズよりもコンパクト。狭いキッチンカウンターにも無理なく設置できるサイズ感となっています。

注目したい3つの機能

1台3役のスマート抽出

高圧エスプレッソ抽出

アメリカーノスタイル抽出

ドリップスタイル抽出

ドルチェグスト ネオ最大の特徴は、1台で3種類の異なるコーヒーを淹れ分けられる「スマートリボルブ」システムです。専用ポッドをセットすると、マシンが自動で最適な抽出モードを認識して抽出を行います。

ドリップスタイルでは200mLのたっぷりサイズで、じっくりと時間をかけて抽出することでハンドドリップのような味わいを実現。アメリカーノスタイルも同じく200mLですが、すっきりとした飲み口が特徴です。高圧エスプレッソスタイルでは最大15気圧の圧力をかけることで、25〜120mLの濃厚なエスプレッソを抽出し、きめ細かいクレマ(泡)を生み出します。

環境に配慮した紙製ポッド

従来のドルチェグストシリーズはプラスチック製カプセルを使用していましたが、ネオでは日本初となる「ホームコンポスト対応」の紙製ポッドを採用しています。使用後のポッドは家庭用コンポストで約6ヶ月を目安に堆肥化できるため、プラスチックごみの削減に貢献できます。

環境意識が高まる中、毎日のコーヒータイムでサステナブルな選択ができるのは大きなメリットといえるでしょう。

アプリ連携でお好みの味に調整

専用アプリと連携することで、抽出量を5段階、抽出温度を3段階で細かく調整できます。自分好みにカスタマイズしたレシピはアプリに保存しておけるので、いつでも同じ味を再現可能。濃いめが好きな方、ぬるめが好きな方など、好みに合わせた調整ができる点が評価されています。

口コミで評価されているポイント

操作の手軽さと抽出スピード

レビューで特に高く評価されているのが、操作の手軽さです。水タンクに水を入れ、ポッドをセットしてボタンを押すだけで、数十秒後には本格的なコーヒーが完成します。「忙しい朝、身支度をしている間に本格的なコーヒーが完成している」という声が多く見られます。

マイベストの検証では「使いやすさ」の項目で4.75点という高評価を獲得しており、操作性の良さは数値でも裏付けられています。

味の評価

バリスタによる評価では、定番の「ドリップスタイル アロマブレンド」について「雑味がほとんどなく、甘さや果実味をしっかり感じられ、味わいのバランスが良い」とコメントされています。マイベストの「おいしさ(コーヒー)」評価でも4.51点を獲得しており、カプセル式コーヒーメーカーの中では高い評価を得ています。

スターバックスブランドのポッドについては「お店で飲む味に近い」という評価が多く、スタバファンからの支持を集めています。

ランニングコストの安さ

ランニングコストの面でも評価が高く、マイベストでは5.00点の満点評価を獲得しています。1杯あたり約80円(ネスカフェブランド)〜約106円(スターバックスブランド)で本格的なコーヒーが楽しめるため、毎日カフェに通うことを考えると大幅な節約になります。1日2杯飲んでも月間約4,770円程度に収まる計算です。

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購入前に知っておきたい注意点

作動音がやや大きい

抽出時の音については「気になる」という声があります。マイベストの検証では61.4dBという数値が測定されており、これは一般的な会話程度の音量です。ポンプ音と振動音が発生するため、早朝や深夜に使用する場合は周囲への配慮が必要かもしれません。

ただし、抽出時間は数十秒程度と短いため、気になる方は抽出中だけ少し離れるなどの対処で問題なく使えるという意見も見られます。

メニューがブラックコーヒー中心

現時点での専用ポッドは全7種類で、すべてブラックコーヒーのラインナップとなっています。従来のドルチェグストシリーズで人気だったカプチーノ、ラテマキアート、抹茶ラテ、ココアといったメニューには対応していません。

ラテ系のドリンクを楽しみたい場合は、別売りのミルクフォーマー(9,900円)を購入する必要があります。ミルク系メニューを中心に楽しみたい方にとっては、この点がネックになる可能性があります。

従来モデルとの互換性がない

重要な注意点として、ネオは従来のドルチェグストシリーズ(ジェニオS、ジェニオアイなど)のカプセルと一切互換性がありません。すでに従来モデルを持っていて、買い置きのカプセルがある場合は使い切ってからの購入をおすすめします。

ポッドの種類も現時点では7種類と限られているため、多様なメニューを楽しみたい方は従来モデルの方が選択肢が広がります。

従来モデル(ジェニオS)との違い

ドルチェグスト ネオと従来の人気モデル「ジェニオS タッチ」を比較すると、それぞれの特徴がはっきりと見えてきます。

項目ネオジェニオS タッチ
抽出方式3種類(自動認識)1種類
ポッド/カプセル紙製(7種類)プラスチック(30種類以上)
ミルク系メニュー非対応対応
予約抽出非対応対応
環境配慮紙製ポッド採用プラスチックカプセル

ネオは最新技術と環境配慮を重視したモデルである一方、ジェニオS タッチはメニューの豊富さと機能の多さが魅力です。どちらを選ぶかは、何を重視するかによって変わってきます。

環境への配慮を重視する方、ブラックコーヒーを中心に楽しみたい方、最新の抽出技術を試してみたい方にはネオがおすすめです。一方で、カプチーノやラテなどミルク系メニューも楽しみたい方、多様なフレーバーを試したい方、予約抽出機能を使いたい方にはジェニオS タッチが向いています。

こんな方におすすめ

ドルチェグスト ネオは、忙しい毎日の中で手軽に本格的なコーヒーを楽しみたい方に向いています。ワンボタン操作で数十秒後にはコーヒーが完成するため、在宅ワークの合間や忙しい朝の時間にも無理なく使えます。

環境に配慮した製品を選びたい方にもおすすめです。紙製ポッドによってプラスチックごみを出さずにコーヒーを楽しめるため、サステナブルなライフスタイルを心がけている方に適しています。

スターバックスのコーヒーが好きな方にとっても魅力的な選択肢です。スターバックスブランドのポッドが用意されており、自宅でスタバの味を再現できます。

逆に、カプチーノやラテなどミルク系メニューを中心に楽しみたい方、できるだけ多くのフレーバーを試したい方、すでに従来モデルを持っていてカプセルの在庫がある方には、従来のドルチェグストシリーズの方が合っているかもしれません。

まとめ

ネスカフェ ドルチェ グスト ネオは、日本初の3in1スマート抽出と紙製ポッドを搭載した次世代のカプセル式コーヒーメーカーです。1台でドリップ、アメリカーノ、エスプレッソの3種類のコーヒーを楽しめる点と、環境に配慮した紙製ポッドが大きな特徴となっています。

マイベストでは総合評価4.36点(11商品中4位)を獲得しており、特に「味わい調節方法」「手入れのしやすさ」「ランニングコスト」の項目で満点評価を得ています。操作の手軽さと味の良さを両立したいという方にとって、検討する価値のある製品といえるでしょう。

作動音やメニューの制限といった注意点もありますが、ブラックコーヒーを中心に手軽に本格的な味を楽しみたい方、環境に配慮した選択をしたい方には、ドルチェグスト ネオはおすすめできる1台です。

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