象印 炎舞炊き NW-UT07 の評判|NX-AA10との違いと選び方

「一人暮らしでも美味しいごはんが食べたい」「5.5合炊きは大きすぎるけど、3合だと少し足りない」「高級炊飯器に興味はあるけど、10万円は出せない」

こういった悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。炊飯器は毎日使うものだからこそ、サイズ感と価格のバランスが難しいですよね。

そこで注目したいのが、象印の「炎舞炊き NW-UT07」です。炎舞炊きシリーズ唯一の4合炊きモデルで、3合サイズのコンパクトさながら4合まで炊けるという、ちょうどいいポジションの炊飯器として評価されています。

この記事では、NW-UT07の特徴や口コミ評価、そして最上位モデルNX-AA10との違いについて詳しくご紹介します。

目次

象印 炎舞炊き NW-UT07とは

NW-UT07は、象印が2024年1月に発売した「炎舞炊き」シリーズの4合炊きモデルです。炎舞炊きは、象印が50年以上培ってきた炊飯技術の集大成とも言えるシリーズで、かまどの炎のゆらぎを再現した独自の炊飯方式が特徴となっています。

このモデルは、シリーズの中ではエントリーモデルに位置づけられますが、炎舞炊きの基本技術はしっかりと搭載されています。価格.comでのレビュー評価は4.23/5.0と高く、特にデザインや使いやすさ、お手入れのしやすさで高い評価を得ています。

象印 炎舞炊き NW-UT07の詳細を見る

基本スペック

項目仕様
炊飯容量0.5〜4合(0.09〜0.72L)
炊飯方式圧力IH
消費電力1140W
外形寸法幅23×奥行30.5×高さ20.5cm
重量約6.0kg
内釜豪炎かまど釜(鉄仕込み)厚さ2.2mm
保温時間最大30時間
カラー濃墨(BZ)、絹白(WZ)
省エネ基準達成率106%

本体以外には、Ag+抗菌加工の立つしゃもじと計量カップが付属しています。内釜は3年間のフッ素加工保証が付いているので、万が一剥がれた場合も安心です。

注目したい機能

ローテーションIH構造で激しい対流を生み出す

NW-UT07は底IHヒーターを4ブロックに分け、対角線上にある2つのヒーターを同時加熱する「ローテーションIH構造」を採用しています。この仕組みにより、釜内に激しい対流が生まれ、お米一粒一粒に高温の熱が伝わります。

メーカーによると、この炊き方によってお米本来の甘みと粒感が引き出されるとのことです。レビューでも「米が一粒一粒立っていて、もちもちに炊き上がる」「一粒一粒の米粒が綺麗で口の中に入れたときに米感をしっかり感じられた」といった評価が見られます。

81通りの「わが家炊き」で好みの食感に

「わが家炊き」機能では、炊き上がりの感想を入力するだけで、次回の炊飯を自動で調整してくれます。粘りの強弱やかたさなど、81通りの炊き方から最適な設定を導き出す仕組みです。

使えば使うほど自分好みの味に近づくため、毎日食べるごはんに飽きることなく、家庭ごとの好みに合わせた炊き上がりが実現できます。

冷凍ごはんメニューで解凍後もふっくら

NW-UT07には「冷凍ごはん」メニューが搭載されています。これは、冷凍保存を前提とした炊き方で、解凍後もふっくらとした食感を保つことができる機能です。

一人暮らしや共働き家庭など、まとめ炊きをして冷凍ストックを作る方には便利な機能といえます。

雑穀米の炊き分けにも対応

雑穀米は「しゃっきり」「ふつう」「もちもち」の3種類から食感を選べます。健康志向で雑穀米を取り入れている方でも、好みの食感で楽しめる設計になっています。

NX-AA10との違い|どちらを選ぶべきか

NW-UT07を検討する際、多くの方が気になるのが最上位モデル「NX-AA10」との違いではないでしょうか。ここでは両モデルの主な違いを比較表でまとめました。

項目NW-UT07NX-AA10
発売日2024年1月2025年6月
価格帯約6.6〜7万円約10万円
炊飯容量4合5.5合
消費電力1140W1440W
IH構造4ブロック6ブロック(3DローテーションIH)
わが家炊き81通り121通り
炊き分けセレクト7通り15通り
保温時間30時間40時間
サイズ23×30.5×20.5cm26×33×24cm
重量6.0kg8.0kg
食洗機対応非対応内蓋・内釜対応
内釜保証3年5年
操作方法ボタン式タッチパネル

火力とIH構造の違い

NX-AA10は象印史上最高となる1440Wの大火力を実現しており、NW-UT07の1140Wと比べて約300W高くなっています。また、IH構造もNW-UT07の4ブロックに対して、NX-AA10は6ブロックの「3DローテーションIH構造」を採用しています。

この違いにより、NX-AA10ではより複雑で激しい対流が生まれ、お米の炊き上がりに差が出るとされています。

機能の違い

わが家炊きの設定数は、NW-UT07が81通りに対してNX-AA10は121通りと、より細かい調整が可能です。炊き分けセレクトも7通りから15通りへと増えています。

また、NX-AA10は炎舞炊きシリーズで唯一、内蓋・内釜ともに食洗機対応となっています。毎日のお手入れを楽にしたい方には大きなメリットといえます。

価格差約3〜4万円の価値は?

NW-UT07の最安値が約66,000円に対して、NX-AA10は約10万円と、価格差は3〜4万円ほどあります。

NX-AA10は最上位モデルだけあって機能面での充実度は高いものの、炎舞炊きの基本技術である「激しい対流でお米を踊らせる」炊き方はNW-UT07にも搭載されています。

一人暮らしや2〜3人家族で、コンパクトさと価格のバランスを重視するならNW-UT07、大家族で最高性能を求める方や食洗機対応が必須という方にはNX-AA10が向いています。

象印 炎舞炊き NW-UT07の詳細を見る

口コミで評価されているポイント

炊き上がりの美味しさ

価格.comやその他のレビューサイトでは、炊き上がりの美味しさに関する高評価が多く見られます。「以前の炊飯器とは別物の炊き上がりで驚いた」「高かったけど、こんなに美味しいご飯が毎日食べられるから購入して本当によかった」といった声が寄せられています。

特に、お米の粒感ともちもち感のバランスが良いという評価が目立ちます。

少量炊飯でも美味しい

一般的な炊飯器では少量炊飯だと味が落ちがちですが、NW-UT07は0.5合でも十分に甘みが感じられる仕上がりになるとされています。一人暮らしで毎回少量ずつ炊く方にも適したモデルといえます。

お手入れが簡単

毎日洗うのは内釜と内蓋の2点のみなので、圧力式の炊飯器としてはお手入れが簡単な部類です。「蒸気口セットなし」「フラットトップパネル」「フラットフレーム」「フラット庫内」という設計で、内蓋と内釜以外はサッと拭くだけで済むと評価されています。

4合という絶妙な容量

3合炊きサイズとほぼ同じ本体サイズで4合まで炊けるため、「3合だと少し足りないけど5.5合は大きすぎる」という層から支持されています。まとめ炊きして冷凍ストックを作りたい一人暮らしの方や、2〜3人家族にちょうど良い容量です。

気になる点・注意点

価格は高め

最安値でも約66,000円と、一般的な炊飯器と比べると高価格帯の製品です。ただし、炎舞炊きシリーズの中では最も手頃な価格帯であり、毎日使う家電への投資と考えれば、1日あたりのコストは数十円程度になります。

保温性能はやや控えめ

価格.comのレビューでは、保温性能の評価が3.09/5.0とやや低めになっています。長時間保温するとご飯の品質が落ちるという声も見られます。

ただし、冷凍ごはんメニューを活用すれば、まとめ炊きして冷凍保存し、食べる分だけ解凍するという使い方で対応できます。むしろ長時間保温よりも冷凍保存の方が美味しさを保てるという意見もあります。

調理機能は搭載されていない

最近の多機能炊飯器には低温調理やケーキ作りなどの調理機能が搭載されているものもありますが、NW-UT07はごはんを炊くことに特化した設計です。炊飯以外の調理機能を求める方には向いていません。

本体がやや重い

本体重量が約6.0kgあり、「サイズが大きくて重いのが難点」という口コミも見られます。また、ハンドルがないため、持ち運びには少し不便を感じる場合があるかもしれません。

旧モデルNW-US07との違い

NW-UT07の前モデルにあたるNW-US07との違いも確認しておきましょう。

NW-UT07で新たに追加された機能として、「冷凍ごはんメニュー」があります。一方で、NW-US07にあった「やわらかごはんメニュー」は廃止されています。

また、雑穀米の炊き分けがNW-US07の1種類から、NW-UT07では「しゃっきり」「ふつう」「もちもち」の3種類に増えました。

年間消費電力量はNW-UT07が46.9kWh、NW-US07が47.0kWhとほぼ同等で、省エネ性能に大きな差はありません。

現在はNW-UT07の方が新しいモデルであり、冷凍ごはんメニューが必要な方や雑穀米の炊き分けを重視する方はNW-UT07を選ぶのが良いでしょう。

よくある質問

一人暮らしでも4合炊きは大きすぎない?

4合炊きといっても、本体サイズは3合炊きとほぼ同じコンパクト設計です(幅23×奥行30.5×高さ20.5cm)。一人暮らしでも設置場所に困ることは少なく、まとめ炊きして冷凍保存したい方にはむしろ便利なサイズといえます。

NX-AA10とどちらを選ぶべき?

4合で十分な容量で、価格を抑えながら炎舞炊きを体験したい方にはNW-UT07がおすすめです。5.5合が必要な大家族や、最高性能・食洗機対応を求める方にはNX-AA10が向いています。

保温機能が弱いのは本当?対策は?

レビューでは保温性能の評価がやや低めですが、冷凍ごはんメニューを活用することで対策できます。まとめ炊きして冷凍保存し、食べる分だけ解凍する使い方がおすすめです。

内釜の保証期間は?

内釜のフッ素加工は3年間の保証が付いています。万が一剥がれた場合も保証期間内であれば無償で交換できます。

玄米や雑穀米も炊ける?

玄米、雑穀米ともに対応しています。特に雑穀米は「しゃっきり」「ふつう」「もちもち」の3種類から食感を選んで炊き分けることができます。

まとめ|NW-UT07がおすすめな人

象印 炎舞炊き NW-UT07は、3合サイズのコンパクトさで4合まで炊ける独自のポジションを持つ圧力IH炊飯器です。炎舞炊きシリーズの基本技術をしっかり搭載しながら、6万円台という手頃な価格で購入できるのが大きな魅力といえます。

一人暮らしや2〜3人家族で、毎日美味しいごはんを食べたい方、キッチンスペースが限られている方、高級炊飯器に興味はあるけど10万円は出せないという方に向いています。また、冷凍ごはんを活用してまとめ炊きしたい方にも、冷凍ごはんメニューが役立つでしょう。

逆に、5.5合以上の大容量が必要な方、食洗機対応が必須の方、最高性能を求める方にはNX-AA10の方が適しています。

毎日使う炊飯器だからこそ、美味しさにこだわる価値があります。ご自身の生活スタイルに合わせて、最適な一台を選んでみてください。

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