「しっかり寝たはずなのに、朝起きても疲れが取れない」「自分の睡眠の質が良いのか悪いのか、客観的に知りたい」「スマートウォッチは睡眠時に邪魔だし、見た目も気になる」
こういった悩み、ありませんか。睡眠の質を改善したいと思っても、そもそも自分の睡眠がどういう状態なのかわからないと、何をどう改善すればいいのか見当もつきませんよね。
そこで注目されているのが、フィンランド発のスマートリング「Oura Ring 4」です。指輪型のウェアラブルデバイスで、24時間装着しながら睡眠や心拍数、体調を計測できます。2024年10月に発売された第4世代モデルは、睡眠ステージの判定精度が95%以上という高い計測能力と、センサーを埋め込んだフラットな内面設計で装着感が大幅に向上したと評価されています。
この記事では、Oura Ring 4の特徴や実際のレビュー評価、そして購入前に知っておきたい注意点について詳しく見ていきます。
ポチップ
この製品が注目される理由
Oura Ring 4は、スマートリング市場をリードしてきたOura社の最新モデルです。第3世代から大幅にアップデートされ、特に「Smart Sensing」と呼ばれる新技術により、計測精度とバッテリー効率が向上しています。
最大の特徴は、指から健康データを計測するという点です。手首よりも指の方が血管が表面に近く、より正確なデータが取れるとされています。メーカー発表によると、医療グレードの心電図（ECG）と比較して99.9%の信頼性で安静時心拍数を測定できるとのことです。
また、指輪型であることから、睡眠時に腕時計をつける違和感がなく、24時間継続して装着できる点も大きなメリットです。重量は3.3〜5.2g（サイズにより異なる）と非常に軽く、「付けていることを忘れる」というレビューが多く見られます。
基本スペック
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 商品名 | Oura Ring 4（第4世代） |
| メーカー | Oura Health Oy（フィンランド） |
| 価格 | ¥54,900〜（カラーにより異なる） |
| サブスクリプション | 月額¥999 / 年額¥11,800（初月無料） |
| 素材 | フルチタン（内外両面） |
| 重量 | 3.3〜5.2g（サイズにより異なる） |
| サイズ | 幅7.90mm / 厚さ2.88mm |
| 防水性能 | 100m（10ATM） |
| バッテリー | 5〜8日間 |
| 充電時間 | 20〜80分 |
| サイズ展開 | 4〜15（13サイズ） |
| カラー | Silver / Black / Stealth / Brushed Silver / Gold / Rose Gold |
| 対応OS | iOS / Android |
付属品
本体以外に、サイズ別の専用充電器とUSB-Cケーブルが付属しています。充電器はリングのサイズに合わせた専用品で、リングを乗せるだけで充電できる設計です。充電中はLEDが白く点灯し、充電完了で緑に変わるため、状態がひと目でわかります。
注目したい機能
睡眠分析（Sleep Score）
Oura Ring 4の最も評価されている機能が睡眠分析です。深い睡眠、レム睡眠、浅い睡眠の各ステージを自動で判定し、睡眠スコアとして数値化します。メーカー発表では睡眠ステージの判定精度は95%以上とされており、レビューでも「睡眠外来のデータと近い結果が出た」という声が見られます。
毎朝アプリを開くと、昨晩の睡眠スコアと詳細な分析が表示されます。合計睡眠時間だけでなく、深い睡眠がどれだけ取れたか、中途覚醒が何回あったか、就寝・起床のタイミングは適切だったかなど、多角的な分析が確認できます。
24時間心拍数・HRVモニタリング
心拍数と心拍変動（HRV）を24時間継続して計測します。HRVは自律神経のバランスを示す指標として注目されており、ストレスレベルや回復度合いの目安として活用されています。安静時心拍数の変化を追跡することで、体調の変化を早期に察知できる可能性があります。
コンディションスコア
睡眠データ、心拍数、HRV、体温などの情報を総合して、その日のコンディションをスコア化します。スコアが高ければアクティブに過ごすのに適した日、低ければ休息を優先すべき日という目安になります。レビューでは「朝のスコアを見て、その日の予定を調整するようになった」という声も見られます。
女性の健康機能
月経周期の予測、更年期の追跡、妊娠モードなど、女性の健康に特化した機能が充実しています。体温の微細な変化を捉えることで、排卵日の予測などに活用できるとされています。
Smart Sensing技術
第4世代で導入された新技術で、センサーの稼働を最適化することで精度とバッテリー効率を両立しています。指の特徴を学習し、一人ひとりに最適化された計測を行うとされています。
レビューで評価されているポイント
睡眠分析の精度が高く評価されている
レビューで最も多く見られる評価が睡眠分析の精度に関するものです。「睡眠ステージの判定が正確」「医療グレードに近い精度を感じる」という声が多く、スマートウォッチの睡眠計測に満足できなかったユーザーからの乗り換えも多いようです。
専門メディアのレビューでは「OURA Ringは長年研究開発されているだけあり、計測精度の高さや細かな制御は他を寄せ付けない」と評価されています。
装着感が大幅に改善されている
第3世代ではリングの内側にセンサーの突起があり、長時間装着すると違和感を感じるユーザーもいました。第4世代ではセンサーが内面に埋め込まれ、完全にフラットな形状になりました。「付けていることを忘れる」「睡眠時も全く気にならない」というレビューが多く見られます。
重量も約0.7g軽くなり、素材も内外両面がチタンになったことで、金属アレルギーの方でも安心して使えるようになっています。
バッテリー持続時間が長い
仕様上は5〜8日間のバッテリー持続ですが、実際のレビューでは「6〜7日は余裕で持つ」「週1回の充電で十分」という声が多く見られます。充電時間も20〜80分と短く、入浴中に充電すれば就寝時には満充電になっているという使い方をしているユーザーも多いようです。
アプリのUIが使いやすい
日本語に完全対応しており、データの見やすさや操作性が評価されています。睡眠データやコンディションスコアがグラフィカルに表示され、健康データに詳しくない人でも直感的に理解できる設計になっています。
購入前に知っておきたい3つの注意点
1. サブスクリプション費用がかかる
Oura Ring 4を使うには、本体価格とは別に月額999円（または年額11,800円）のサブスクリプション費用がかかります。サブスクなしでも基本的な計測は可能ですが、詳細な睡眠分析やコンディションスコア、AIアドバイザーなどの機能は利用できません。
初月は無料ですが、その後は継続的に費用が発生します。本体価格54,900円と合わせると、初年度の総費用は約66,700円、2年目以降も年間約12,000円のランニングコストがかかる点は理解しておく必要があります。
ただし、レビューでは「月1,000円で専属の健康コーチがついているようなもの」「データの価値を考えれば高くない」という評価も見られます。
2. サイズ選びに注意が必要
Oura Ringは13サイズ展開（4〜15）ですが、サイズ選びが難しいという声があります。指のむくみは時間帯や体調で変化するため、「朝はぴったりでも夜はきつい」「冬と夏でフィット感が違う」という報告もあります。
公式では無料のサイズ確認キットを提供しており、購入前に試すことが推奨されています。レビューでは「サイズキットで確認してから購入したほうが絶対に良い」という意見が多く見られます。
3. 運動記録機能は限定的
睡眠や心拍数の計測には優れていますが、運動記録機能は他のウェアラブルデバイスと比較すると限定的です。GPS非搭載のため、ランニングやサイクリングのルート記録はできません。また、筋トレなどの記録も弱いという評価があります。
運動記録をメインの目的とする場合は、Apple WatchやGarminなどのスマートウォッチの方が向いているかもしれません。Oura Ringは睡眠分析と日常的な健康モニタリングに特化したデバイスと考えるのが適切です。
他のスマートリング・ウェアラブルとの比較
| 項目 | Oura Ring 4 | Galaxy Ring | Apple Watch Series 10 |
|---|---|---|---|
| 価格 | ¥54,900〜 | ¥47,300〜 | ¥59,800〜 |
| 月額費用 | ¥999 | なし | なし |
| バッテリー | 5〜8日 | 最大7日 | 最大18時間 |
| 防水 | 100m | 10ATM | 50m |
| 睡眠分析 | ◎（95%以上） | ○ | ○ |
| GPS | なし | なし | あり |
| 形状 | リング型 | リング型 | 腕時計型 |
Galaxy Ringはサブスクなしで使えるため、ランニングコストを抑えたい場合は選択肢になります。一方、睡眠分析の精度ではOura Ringが業界最高水準と評価されており、睡眠改善を重視するならOura Ringが適しています。
Apple Watchは多機能ですが、バッテリーが1日程度しか持たないため、睡眠計測には充電タイミングの工夫が必要です。また、睡眠時に腕時計をつける違和感を感じる人には向いていません。
よくある質問
サブスクなしでも使えますか？
基本的な計測（心拍数、歩数など）は可能ですが、詳細な睡眠分析、コンディションスコア、AIアドバイザーなどの主要機能は利用できません。Oura Ringの価値を最大限活用するには、サブスクリプションへの加入が前提となります。
プール・サウナ・アイスバスで使えますか？
メーカー公式によると、100m防水でプールでの使用は可能です。サウナやアイスバスについての使用も公式サイトで言及されていますが、詳細な条件は公式サイトでご確認ください。
サイズキットは必要ですか？
強くおすすめします。指のサイズは時間帯や体調で変化するため、サイズキットで数日間試してから購入することで、サイズ選びの失敗を防げます。公式サイトから無料で取り寄せ可能です。
充電はどのくらい持ちますか？
仕様上は5〜8日間ですが、実際のレビューでは6〜7日持つという報告が多いです。サイズや使用状況、設定により異なります。
どこで購入できる？
Oura Ring 4は公式サイトとAmazonで購入できます。公式サイトでは無料のサイズキットを取り寄せられるため、初めて購入する場合は公式サイトでサイズ確認してからの購入がおすすめです。
なお、公式サイトでは新規登録時に初月のメンバーシップが無料になります。
まとめ
Oura Ring 4は、睡眠分析に特化したスマートリングとして、業界最高水準の精度を誇る製品です。睡眠ステージ判定精度95%以上、24時間の心拍数・HRVモニタリング、毎朝のコンディションスコアなど、自分の体調を数値で把握したい人にとって価値のあるデバイスといえます。
第4世代ではセンサーが内面に埋め込まれ、装着感が大幅に改善されました。重量3.3〜5.2gという軽さと、5〜8日間のバッテリー持続により、24時間継続して装着できる実用性も備えています。
一方で、本体価格約55,000円に加えて月額999円のサブスクリプション費用がかかる点、サイズ選びの難しさ、運動記録機能が限定的な点は、購入前に理解しておく必要があります。
睡眠の質を本気で改善したい方、自分の体調を数値で把握して健康管理に活かしたい方、スマートウォッチの見た目や装着感に抵抗がある方には、検討する価値のある製品です。逆に、月額費用をかけたくない方、運動記録をメインに使いたい方には、他の選択肢も検討することをおすすめします。
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