登山バックパック初心者おすすめ10選|8千円〜2万円台の人気モデルを比較

「登山を始めたいけど、バックパックの種類が多すぎて選べない」「安いものと高いものの違いがわからない」「続くかわからない趣味にいきなり高額投資するのが不安」

登山用バックパックは各メーカーから無数のモデルが発売されていて、初めて購入する方にとっては何を基準に選べばいいのか悩ましいものです。容量、背面長、フレームの有無、レインカバーの付属など、チェックポイントも多岐にわたります。

この記事では、初心者に適した登山バックパックを10製品厳選しました。8,690円のエントリーモデルから24,200円の本格派まで、公式情報と利用者の口コミをもとに特徴や違いを詳しく解説します。

目次

初心者向け登山バックパック10選|スペック比較一覧

まずは10製品の主要スペックを価格順に一覧で確認しましょう。

商品名実売価格容量重量レインカバーフレーム背面長調整
コールマン ウォーカー33¥8,69033L685gなしなしなし
サロモン TRAILBLAZER 30¥12,65030L580gなし低反発パネルなし
ミレー クーラ 30¥14,08030L860g付属メッシュパネルなし
チャムス スプリングデール 30¥15,01030L890g付属エアメッシュ+EVAなし
コロンビア ワイルドウッドハイツ 30L¥15,84030L1,100g付属アルミ調整可能
モンベル ガレナパック 30¥17,10030L832g付属なしなし
マムート リチウム 30¥20,79030L930g付属CONTACT U Frameなし
TNF テルス 35¥22,23033〜37L1,410〜1,570g内蔵ワイヤー+PE3サイズ展開
カリマー リッジ 30+¥23,42030L+1,360〜1,460g付属3Dパネル3サイズ展開
TNF テルス 45¥24,20042〜47L1,570〜1,770g内蔵ワイヤー+PE3サイズ展開

580gの超軽量モデルから、フレーム内蔵で荷重分散に優れる本格派まで、幅広い価格帯と機能のラインナップが揃っています。

初めての登山バックパックで失敗しない3つの選び方

登山バックパック選びで多くの初心者が見落としがちなポイントが3つあります。

容量は30L前後が万能

日帰り登山の荷物は一般的に10〜15kg程度になります。レインウェア、行動食、水筒、防寒着などを収納するには30L前後の容量が最適です。

大きすぎると荷物が中で動いてバランスが崩れ、小さすぎると無理にパッキングすることになり、どちらも疲労の原因になります。30L前後なら日帰りから山小屋1泊まで対応できるため、最初の1本として汎用性が高いサイズです。

背面長のフィットが快適さを左右する

バックパックの快適さを最も大きく左右するのが「背面長」のフィット感です。背面長とは首の後ろの出っ張った骨(第7頸椎)から腰骨の上端までの長さのこと。

この長さに合ったバックパックを選ぶことで、荷重が肩と腰に適切に分散され、長時間歩いても疲れにくくなります。今回の10製品では、テルス35/45とリッジ30+が3サイズ展開で背面長に対応しており、ワイルドウッドハイツ30Lはベルト位置の調整で対応可能です。

レインカバーの有無はコスパに直結する

山の天気は変わりやすく、レインカバーは必需品です。別売で購入すると2,000〜3,000円程度かかるため、最初から付属しているモデルを選ぶとコスパが良くなります。今回の10製品ではウォーカー33とTRAILBLAZER 30以外の8製品にレインカバーが付属しています。

登山バックパック初心者おすすめ10選の口コミ評価

コールマン ウォーカー33|8,690円で始める最軽量エントリーモデル

コールマン ウォーカー33は、685gの軽さと8,690円の価格で、登山を「まず試してみたい」という方に最適なエントリーモデルです。全10色のカラー展開も魅力で、登山だけでなく旅行や通勤にも使い回せる汎用性の高さが支持されています。

背面パネルとショルダーベルトにはメッシュ素材を採用し、撥水加工も施されています。タブレット収納やオーガナイザーポケット、ステッキホルダーなど、価格帯を考えると十分な機能が詰まっています。

一方で、フレームが入っていないため重い荷物を背負ったときの荷重分散は他製品に劣ります。ヒップベルトも簡易的なので、荷物が8kgを超えるような本格的な登山には向きません。低山ハイキングや軽装の日帰り登山で力を発揮するモデルです。

サロモン TRAILBLAZER 30|580gの超軽量トレイル設計

サロモン TRAILBLAZER 30は、580gという10製品中最軽量の重さが最大の特徴です。トレイルランニングブランドならではのフィット感で、体に吸い付くような背負い心地が高く評価されています。12,650円という手頃な価格も魅力です。

低反発フォームを使ったバックパネルが身体にフィットし、メッシュ素材との組み合わせで通気性も確保しています。パネルローディング式で荷室へのアクセスが素早く、PC収納スリーブも備えているため通勤や出張にも対応できます。

レインカバーが付属しない点と、軽量素材ゆえの耐久性への不安が口コミで指摘されています。また荷物が少ない状態だと中で動いて重心がぶれやすいとの声も。軽さを最優先する日帰りハイクやファストハイキングに向いたモデルです。

ミレー クーラ 30|500D CORDURAの高耐久マルチユースモデル

ミレー クーラ 30は、500Dコーデュラナイロンを採用した高い耐久性と、「収納力モンスター」と呼ばれるほどの豊富なポケットが特徴です。14,080円で5色展開、レインカバーも標準装備と、コストパフォーマンスに優れたモデルです。

フロントジッパーポケット2つ、上部ジッパーポケット、収納式チェストポケットなど、小物の整理に困らない設計になっています。タテ51cm×ヨコ29cm×マチ19cmで機内持ち込みにも対応し、登山だけでなく旅行にも活躍します。6年使っても問題ないという耐久性の報告もあります。

背面パネルが密着するため夏場は蒸れやすいとの声があり、荷物を入れていない状態では自立しにくい点も指摘されています。耐久性とコスパを重視する方、登山以外にも旅行や通勤で使いたい方に向いています。

チャムス スプリングデール 30|ウエストポーチ兼用の遊び心

チャムス スプリングデール 30は、カラフルなデザインと取り外してウエストポーチとして使える2WAYウエストハーネスが独自の魅力です。15,010円でレインカバー付属、ホイッスル付きチェストストラップなど安全面にも配慮されています。

エアメッシュとEVAフォームを組み合わせた背面パネルで通気性と快適さを確保しており、210Dダブルリップストップナイロンで耐久性も十分です。ハイドレーションにも対応しています。

本格的な登山ブランドと比較すると背面システムやフレームの剛性ではやや劣るため、高負荷の山行には向きません。デザイン性を重視する方や、低山ハイキングと街歩きを兼用したい方におすすめのモデルです。

コロンビア ワイルドウッドハイツ 30L|オムニシールド撥水とアルミフレームの新定番

コロンビア ワイルドウッドハイツ 30Lは、2万円以下の価格帯で本格的な登山機能を備えた注目のモデルです。最大の特徴はアルミサポートフレームによる荷重分散で、肩にかかる重さを腰へ効率的に伝えてくれます。10%OFFの15,840円で購入でき、コストパフォーマンスに優れています。

PFAS不使用のオムニシールド撥水加工が生地全体に施されており、汚れや水滴を弾きます。2気室構造で荷物の整理がしやすく、ウエストウィングは面ファスナーで簡単に着脱できるため、街歩きではスリムに、登山ではしっかりフィットさせるという使い分けが可能です。

発売からまだ日が浅いためレビュー数は少なめですが、メディアの評価は高く、「初めてのバックパック」として複数のアウトドアメディアで推薦されています。

モンベル ガレナパック 30|832gの軽さと3Dメッシュ通気の国産モデル

モンベルのガレナパック 30は、832gの軽量設計と充実した基本機能を両立したモデルです。100デニール バリスティックナイロン・トリプルリップストップを使用しており、軽いだけでなく引き裂きにも強い素材が採用されています。

背面には凹凸のある3Dメッシュパネルを配置し、汗をかきやすい背中の通気性を確保しています。ショルダーハーネスにも通気性の高い素材を採用しているため、夏場の登山でも蒸れを軽減できます。ヒップベルトポケットやショルダーポケットなど、行動中にアクセスしやすい収納も備わっており、パックカバー(レインカバー)も標準装備です。

知っておきたい点としては、フレームが入っていないため10kg以上の重い荷物には荷重分散が不十分になる可能性があります。またワンサイズ展開のため、背面長53cmが合わない体型の方はフィット感に不満が出ることも。

マムート リチウム 30|CONTACT U Frameとリサイクル素材の環境配慮モデル

マムート リチウム 30は、独自のCONTACT U Frameによる荷重分散と、リサイクル素材+PFCフリー撥水加工という環境配慮設計が特徴のモデルです。定価23,100円のところ20,790円前後で購入できるショップもあります。

V型フレームデザインが肩への負担を軽減し、3D EVAフォームとエアチャンネルで背面の通気性も確保しています。930gと30Lクラスでは程よい重量で、折り出し式のスマートフォンポケット付きヒップベルトなど使い勝手にもこだわった設計です。

Fair Wear認証とbluesign PRODUCT認定を取得しており、環境に配慮した製品を選びたい方にも響くモデルです。

口コミでは「バランスの良いオールラウンダー」と評価される一方、体型によってフィット感に差が出やすいとの声もあります。サイドアクセス機能がないため行動中の荷物取り出しにはやや不便です。

ザ・ノース・フェイス テルス35|3サイズ展開とワイヤーフレームの本格派

ザ・ノース・フェイス テルス35は、WM/M/Lの3サイズ展開で幅広い体型にフィットする人気モデルです。PEシートと一体化した軽量ワイヤーフレームが内蔵されており、荷重を効率的に分散してくれます。定価25,850円から14%OFFの22,230円で購入できるショップもあります。

EVA成型のショルダーハーネスとメッシュ背面パネルの組み合わせで、背中に吸い付くようなフィット感が特徴です。レインカバーは雨蓋内の専用ポケットに内蔵されており、サイドジッパーからメイン収納にアクセスできるため、レインカバーを外さず荷物を取り出せる設計になっています。

口コミでは「1日歩いても肩が痛くならない」「10年以上使えるほど丈夫」と高い評価を得ている一方、「雨蓋の開閉にバックル操作が多く面倒」「夏場は背中が蒸れやすい」との評価もあります。サイズ選びが重要なモデルなので、実店舗で試着してから購入するのがおすすめです。

カリマー リッジ 30+|20年超ロングセラーの日本人設計ザック

カリマー リッジ 30+は、1999年の発売以来20年以上にわたって支持され続けているロングセラーモデルです。S/M/Lの3サイズ展開で日本人の体型に合わせた設計が施されており、定価31,900円のところ23,420円前後で購入できるショップもあり、お得感があります。

最大の特徴は8種類11か所の豊富な収納と、巾着式開口部による2段階の容量調整機能です。「30+」の名が示すとおり、拡張リッドを使えば約5L分の追加容量を確保できます。

3Dバックパネルと立体構造ヒップベルトによる荷重分散性能は10製品中トップクラスで、グローブを着けたまま操作できるクイックアクセスオープニングやホイッスル付きチェストベルトなど、山での実用性を徹底的に追求した設計です。

重量は1,420g(Mサイズ)と軽量モデルの約2倍ありますが、山小屋泊やテント泊へのステップアップを見据えるなら長く使える確かな投資になります。

ザ・ノース・フェイス テルス45|山小屋泊・テント泊まで見据える大容量モデル

ザ・ノース・フェイス テルス45は、42〜47L(サイズ別)の大容量で山小屋泊からテント泊まで対応できるモデルです。テルス35と同じくWM/M/Lの3サイズ展開で、定価30,250円のところ24,200円(20%OFF)で購入できるショップもあります。

テルス35と同様のワイヤーフレーム+PEシート構造で荷重を分散し、EVA成型ショルダーハーネスとはっ水ファスナーを採用しています。フロント部分から直接内部にアクセスできる設計で、大容量ザックにありがちな「底の荷物が取り出せない」という不便さを軽減しています。リサイクル素材を使用した環境配慮型設計です。

口コミでは「夏山テント泊でも余裕のある容量」と高評価を得ている一方、「サイドアクセスがない」「背面の通気性がやや弱い」との評価もあります。日帰り登山だけでなく、テント泊まで視野に入れて最初から大容量モデルを選びたいという方に適しています。

高尾山・富士山・小屋泊|シーン別おすすめバックパック

どのバックパックが自分に合うかは、登る山や登山スタイルによっても変わります。

シーンおすすめモデル理由
高尾山・低山日帰りコールマン ウォーカー33 or サロモン TRAILBLAZER 30軽さ重視で体力消耗を抑えられる。下山後の街歩きにも違和感なし
標高1,500m級の日帰りミレー クーラ30 / モンベル ガレナパック30 / コロンビア ワイルドウッドハイツ30Lレインカバー付属で急な天候変化に対応。軽さ重視ならガレナパック、耐久性ならクーラ、荷重分散ならワイルドウッドで選択
富士山TNF テルス35 / カリマー リッジ30+ / マムート リチウム30フレーム内蔵で長時間行動の荷重分散に対応。防寒着や着替えも入る容量が安心
山小屋1泊カリマー リッジ30+ / TNF テルス45リッジ30+は拡張機能で35L以上を確保。テルス45なら余裕を持ったパッキングが可能
テント泊TNF テルス4542〜47Lの大容量でシュラフやテントも収納可能

迷ったら、日帰り中心ならミレー クーラ30かモンベル ガレナパック30が汎用性の高い選択です。将来的にステップアップを考えるなら、テルス35かリッジ30+を最初から選ぶのも合理的な判断です。

グレゴリー ズール30・ミレー サースフェーNX 30+5と登山バックパック初心者向け比較

上記10製品以外にも、初心者に人気のバックパックとしてグレゴリー ズール30やミレー サースフェーNX 30+5がよく挙げられます。

項目グレゴリー ズール30ミレー サースフェーNX 30+5カリマー リッジ30+TNF テルス35
定価(税込)¥24,750¥26,400¥31,900¥25,850
容量30L30+5L30L+33〜37L
重量約1,130g約1,540g1,360〜1,460g1,410〜1,570g
特徴背面通気性トップクラス+5L拡張機能日本人体型設計3サイズ展開
実売価格¥19,990〜¥18,000〜¥23,420¥22,230

グレゴリーやミレー サースフェーは性能面で優れた製品ですが、取扱店舗が限られるため試着しにくいのが難点です。テルス35やリッジ30+はスポーツ用品店での取り扱いが多く、実際に背負って確認できるため「サイズが合わなかった」というリスクを避けられるメリットがあります。

登山バックパックの容量選びや背面長の測り方は?よくある質問

初心者は何リットルのバックパックを選べばいい?

日帰り登山なら25〜35Lが目安です。レインウェア、行動食、水1〜2L、防寒着などで10kg前後の荷物になるため、30L前後のモデルが最も汎用性が高く、山小屋1泊にも対応できます。

背面長はどうやって測る?

首を前に倒したときに飛び出る骨(第7頸椎)から、腰骨の上端(腰に手を当てたときの骨の位置)までの長さを測ります。一般的に男性は45〜52cm、女性は40〜48cm程度です。テルス35/45はWM/M/Lの3サイズ、リッジ30+はS/M/Lの3サイズで対応しています。

安いバックパックでも登山に使える?

低山ハイキングや軽装の日帰り登山なら、コールマン ウォーカー33やサロモン TRAILBLAZER 30のような1万円前後のモデルでも十分に対応できます。ただし標高の高い山や長時間行動では、フレーム内蔵で荷重分散に優れたモデルのほうが身体への負担が大幅に軽減されます。

レインカバーは別途購入したほうがいい?

今回紹介した10製品のうちウォーカー33とTRAILBLAZER 30以外の8製品にはレインカバーが付属しているため、別途購入は不要です。レインカバーが付属しないモデルで登山する場合は、2,000〜3,000円程度のレインカバーを別途用意することをおすすめします。

実店舗で試着してから買ったほうがいい?

バックパックは背面長のフィットが快適さを大きく左右するため、可能であれば実店舗で試着してから購入するのがベストです。今回紹介した10製品はいずれもスポーツ用品店で広く取り扱われているため、最寄りの店舗で在庫を確認してみてください。

30Lと45Lどちらを選べばいい?

日帰り登山が中心なら30Lで十分です。山小屋泊やテント泊まで視野に入れるなら45Lを選ぶと安心ですが、日帰りでは容量を持て余す可能性があります。最初の1本は30Lクラスを選び、泊まり登山を始めるタイミングで大容量モデルを追加するのが一般的なステップです。

まとめ

登山バックパック選びは、予算と登山スタイルに合わせて「自分に必要な機能」を見極めることが大切です。

8,690〜12,650円のコールマン ウォーカー33やサロモン TRAILBLAZER 30は「まず軽い山歩きから始めたい」という方に最適です。14,080〜17,100円のミレー クーラ30、チャムス スプリングデール30、コロンビア ワイルドウッドハイツ30L、モンベル ガレナパック30は「日帰り登山を本格的に楽しみたい」という方に向いています。20,790〜24,200円のマムート リチウム30、ノースフェイス テルス35/45、カリマー リッジ30+は「富士山や山小屋泊にも挑戦したい」という方に適しています。

どのモデルを選んでも、登山用に設計されたバックパックは一般的なリュックサックとは背負い心地がまったく異なります。実店舗で実際に背負い比べてみると、スペック表だけではわからないフィット感の違いを体感できます。自分の体型に合った1本を見つけて、快適な登山ライフを始めてみてください。

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